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黒ひげ『高みを目指せば、出す拳の見つからねぇケンカもあるもんだ!』

私が生きた”不良”の世界では、それはそれは数えきれないほどの仁義なき世界を目の当たりにした。だが、金儲け、つまり”拝金”の世界でも、その世界と何も変わらないに等しいほど、魑魅魍魎が跋扈する世界だった。私に関わった、二人の拝金主義の話だ。一人は30代後半、年商10~20億を売り上げる経営者、もう一人は20代後半の、”形だけ”の公認会計士である。その”エセ会計士”の方は、あまりにも”低俗”すぎて、ここに詳細を書くまでもない。自分が賢いと思っていたのに私の足元にも及ばず、完敗したことを認められずに、『イタチの最後っ屁』をかまして、逃げて行った、とだけ書いておこう。

 

もう一人目の方は、私と共同事業をするように見せかけ、友人、あるいは支援者を演じるのはいいが、独立心が強い私が徐々に自分の城で、自分のペースで人生を生き始めると、 次第に私に対しての対応が変わり、私を”取りこんで自分の支配下に置きたい”という願望が、水面下に動き出した。例えば、『必ず儲かる仕事』を持ちかけるのではなく、『無理かもしれないとわかっている仕事』を持ちかけ、そして、失敗して八方ふさがりになったとき、さも自分が神様かのようにそこに出現し、甘い言葉をかけ、自分の支配下に置く、というシナリオである。もし成功したとしても、『無理かもしれない』というくらいだから、自分へのキャッシュバックも大きい。どちらにせよ、自分の心に、損の穴は空かない、そういう計算を叩きだしたのだろう。

 

だが、相手が悪かった。私にそんな小細工は通用しない。最初から全て、お見通しのうえで、私は仕事を引き受けたのだ。私はその人物が、私を『○○チルドレン』等と言い放つその人物の部下をそのままにしたり、時間が経つにつれ傲慢になってきた態度に、白黒ハッキリさせなければならないと思っていたのだ。その人物が本当の、支援者なのかどうか。案の定仕事が難航し、いわゆる『コンコルドの誤謬(ごびゅう)』になる前に、切り上げた方がいいと伝えると、

『詰まったら、責任はこっちが持つから』

 

というニュアンスの言葉を、ハッキリと断言し、仕事の継続を促した。その時、こちらの経営事情を把握しているはずの相手は、

『そうだね。リスクヘッジのために、もうやめておこう。』

 

と、言う選択肢もあったのだ。だが、そうではなく、継続を促した。なぜならその状態が、自分の計算通りの展開だからだ。その仕事に力尽きて、弱り切った時に、手を差し伸べ、支配下に置く。なんとも映画に出てくる三流の敵が、描くシナリオ、思考回路だ。社員の人生もかかっている。

 

私はいよいよ、そのことについて言及する時期が来たと判断すると、何と、その責任について、知らん顔をしたのだ!(私にとっては)絵に描いたように”わかりやすい展開”に、それまで下手に出ていた私の態度は豹変した。そういう下心がある人間は、真実を隠蔽する。ただ真実を言及しただけの私を、まるで反逆者のように仕立て上げ、

『残念だ』

 

などと、”被害者のすり替え”をしてみせ、弁護士を出すとまで言って、責任転嫁の防衛を図った。自分の持っている”力”を全て使ってでなければ、直面しているたった一人の男に、真実を覆されると、悟った証拠である。本当に『残念』なのは、こちらなのである。そのせいで縁を切るしかなくなってしまったのだから。このように、”拝金”の世界とは、人間の在るべき姿をねじ曲げた、魑魅魍魎が跋扈する世界なのだ。

 

『笑われていこうじゃねぇか!高みを目指せば、出す拳の見つからねぇケンカもあるもんだ!!!!』

 

私はそういうことをたくさん経験して今の人生を選択しているから断言できる。人間としての”高み”とは、 “不良”や、”拝金”の世界には存在しない。人間の決めたその程度の小さな概念の中には、”高み”はない。人としての”高み”とは、この全宇宙において、自分が、自分で在ることの、矜持である。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。