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ナミ『もう泣かないって決めた!一人で戦うって決めたの!』

人間は、弱い。なにか、強い力や絶対的な存在に引っ張られ、導かれなければ、たちまち人生の目的を見失い、秩序や、理性を保てない。実に、世界70億人における宗教、信仰を持つ人間の割合は、キリスト教22億人、イスラム教15億人、ヒンドゥー教9億人、仏教4億人、と、上に挙げたメインの宗教だけで、実に50億人もの割合を占め、その他の少数派を入れれば、むしろ、人間と宗教とは、切っても切れないものだということが手に取るようによくわかる。

 

私は本気で葛藤し、苦しみ、向き合った結果、無宗教者だ。人間の1割以下の側として生きることには、もう慣れた。他の大勢の人がそうだからといって、私の意志がそう望んでいない限り、私は安易に神を崇めることは絶対にしない。たとえ親がクリスチャンであっても。

 

『もう泣かないって決めた!一人で戦うって決めたの!』

 

ナミよりもずっと年上や、男も大勢いる村人のなかで、まだ幼いナミが、一人で戦う決意をする。これは、容易ではない。確かに人は、あまりにも弱い。傲慢で、自分本位で、欲張りで、嘘つきで。だが、それでも何かを守ろうとして意地を張る人間には、なぜこうも尊さを感じるのだろうか。私は信仰のある者を批判することはない。それをしてしまったら、ほぼ、”人間”を批判してしまうことになる。しかし、私が好きな人とは、自分の意志で、この人生を生き抜く覚悟を決めた人間だ。弱いのはわかっていながらも、そういう人間としての矜持を持つ人が、私は大好きだ。不器用なのかもしれない。だが、そういう人が本当に強い人だと、私は思うからだ。

 

byイプセン

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。