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シャンクス『この帽子を お前に預ける』

すべての『生命』には、”使命”の共通点がある。それは、バトンタッチ(命をつなぐこと)だ。

 

『ライフ いのちをつなぐ物語』

 

 

普段、人間しか見ないで生活している我々は、人間本位でしかこの一生を考えることができないわけだが、これを観れば、我々人間も、ゾウもタコも、トリもクジラも、全て同じ目的を、使命をもってこの一生を生きているということが、手に取るように分かる。それが、『バトンタッチ(命をつなぐこと)』だ。あるタコは、子供を産んだ後に、息絶えてしまうという。

 

自分の命に代えてでも、バトンタッチをする。『尊さ』は、決して人間だけに当てはまる概念ではないと、思い知るのだ。バトンタッチ。それは、 “儚い”運命に生まれた生命の、 “尊い”矜持である。その光景に我々全ての生命は、衝撃を受ける。まるで、自分の存在意義、そして、生き方、死に方を見つけたような、そういう境地に立てる。

 

『この帽子を お前に預ける』

 

『三流は金を遺し、二流は事業を遺し、一流は人を遺す』

 

という。バトンタッチのやり方を見極めることも、我々の使命のうちだ。歌手、加山雄三の家訓には、

『決して子孫に財産は遺すな。不幸になる。』

 

というものがあるという。加山氏は、”若大将”として一世を風靡し、たくさんの資産を築いた。しかし、バブルがはじけ、所有物であるホテル等の不動産が破綻し、実に23億円もの借金を背負ってしまったのだ。しかし加山氏は、腐らずにそれを返した。一時期は、夫婦で卵かけごはんだけの時もあったという。

 

だが、加山氏には”かけがえのない資産”があったのだ。それは、先祖が代々遺してくれた、前述した、金言だったのである。加山氏の高祖父と言えば、由緒正しき天皇の血を受け継ぐ、あの『岩倉具視』である。人生を考え抜いた偉人は、何が最善の『バトンタッチ』なのかを、見極めていたのだ。渡された者の潜在能力がいかんなく発揮される。そんな『バトンタッチ』が出来た人は、生命の誇りだ。いつ死んでも悔いはないだろう。そして、そういう人の意志は、永遠に消えてなくなることはないだろう。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。