『トリプル9 裏切りのコード』　レビュー（感想）と考察

『トリプル9 裏切りのコード』

ポスター画像出典：『ヤフー映画』

『レビュー（感想）と考察』

豪華キャストの割には完成度が低いため、一年も経てば全く内容を忘れているような作品である。シナリオというのは映画の大黒柱になるもので、いくらキャストが一流でもシナリオが悪いと名作とは遠ざかる結果になる。

例えば、『タイタニック』以来のタッグとなったディカプリオとケイトウィンスレットの映画『レボリューショナリー・ロード』は、前者とどうしても比較する中で、足元にも及ばない出来となった。それぞれに求められている演技、二人が揃って求められる要素、全体的なシナリオの展開や明るさなど、すべてにおいて『やらない方がよかった』完成度となっている。

数々の賞を受賞したりノミネートした作品だが、監督が当時のケイトの夫サム・メンデスとかいうことと関係があるのか、別にこの二人でなくてはいけないわけではない、という映画だった。『タクシードライバー』はデニーロだろう。『トランスポーター』はジェイソンステイサムだ。今回の映画もそのような形で、これら豪華キャストが出る映画ではなかったのかもしれない。

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