Contents|目次

『未来を花束にして』 レビュー(感想)と考察

『未来を花束にして』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

 

RECOMMENDED(オススメ)

この映画は運営者のオススメです。

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

運営者

※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

1910年代のイギリスで婦人参政権を求めて闘った女性たちの姿を描いた作品。原題のSuffragette(サフラジェット)とは、20世紀初頭のイギリスの参政権拡張論者、特に婦人参政権論者を指す言葉。主演のキャリー・マリガンではなく、特にこのエミリー・ワイルディング・デイヴィソンという女性の取った行動が衝撃的である。これは実話である。

 

ファイル:Emily Davison portrait.jpg

 

またもちろん、メリルストリープが演じた、タイム誌が「20世紀における最も重要な100人」の一人に選び、「彼女は現代における目指すべき理想を形作り」「後戻りできない新しい規範へと社会を揺り動かした」と述べたほどのサフラジェットである、エメリン・パンクハーストも重要だ。だが彼女たちのような実在した人物ではなく、あえて『普通の女性』に焦点を当ててその人を主演にすることで、その当時の全体図が見えやすくなる。

 

『このようにして女性は強いられていて、そして立ち上がり、命がけで戦った女性たちが実在した』

 

という事実を、よりリアルに客観視、俯瞰視することができる。この時のように『政権投票』がダイレクトに自身の生活に直結した時期と、その感覚が鈍っている現代の日本ではまるで次元が違うが、その意味でも考えさせられる事実である。

 

恐らく、彼女たちとて現代の日本で暮らしていれば我々のようになり、我々とて彼女たちの時代で暮らしていれば、彼女たちのようになる。ただそれだけのことなのだが、とにかく、この事実を軽く受け止めるわけにはいかない。本当に命を懸けて戦っていたのだから。考えさせられる映画だ。

 

『この映画のジャンル』

命の使い方

実話

『その他映画コンテンツ』