Contents

リーナス・トーバルズ『長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしている。新しいものが出てきたときに、そのほうが自由に対応できるから。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

プレジデント社『戦略読書日記』にはこうある。

ジェニーンはきっちり将来の計画を立てて、そのとおりに経営しようとするやり方を、軽蔑的な意味を込めて『狙撃方式』と読んでいる。たとえば、こういう成り行きだ。これから何が一番重要になるか。それはエネルギー分野だ。だとしたら油井掘削事業が有望だろう。それをやっている会社のリスクをつくって比較検討し、いちばんいいX社を買収しよう…。

 

 

ところが交渉に乗り出してみると、ほかの会社の戦略家たちも同じ理由からX社に狙いを定めている。外的な機会をひととおり調べるだけでは、みんな大体同じことを考えているのである。その結果、買収価格はどんどんどんどん吊り上げられる。よしんば買収できたとして、それを何年で回収できるのか。その間に石油不足という問題自体が片付いてしまったらどうなるのか。

 

ようするに、経営というのは、誰にも等しく降りかかる機会をとらえて入口を定めるだけではだめで、達成するべき成果、最終的な出口を見極めて、そこから逆算して考えなくてはならないということだ。

 

『プロフェッショナルマネジャー』の著者、ハロルド・ジェニーンの考え方について書かれた内容だ。と、いうことは、リーナス・トーバルズとは真逆の考え方をしていることがわかる。最終到達地点を先に決定し、そこから逆算して行動するジェニーン。それはまさに、『長期』も『長期』。達成できるかどうかの確約すらない。だがそのおかげで、徹頭徹尾としてぶれずに一貫することが出来、世間の情勢や、膨張的な脇道に逸れ、破裂することのない強さを持つことが出来る。

 

一方、リーナス・トーバルズのやり方はやり方で、臨機応変に自分のやり方、生き様を変えることが出来る柔軟性がある。波が来た時にそれに乗る。それはまるで波乗りを楽しむサーファーの様だ。生き方は様々である。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

パブロ・ピカソ『回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。』 シラー『簡単なことを完璧にやる忍耐力の持ち主だけが、いつも困難なことを軽々とこなす熟練を身につける。』 ソフォクレス『運命は臆病者の味方をしない。』

 

関連する『黄金律

『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』