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安岡正篤『人々の楽しみの後に自分は楽しめ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

先義後利、先憂後楽的な発想をないがしろにし、まず先に、われ先にと、自分の私利私欲を満たすことだけを優先させる人間は、人の上に立つ資格はない。まず、それは断言できることで、それだけではなく、普通に考えて、人が楽しむ前に、自分だけ楽しもうとする人間を想像した時、もう、そこにいるのはほとんど『子供』である。

 

いや、本当に子供なら、まだ許されることもある。しかし、そこにいるのが『大人』を名乗る人間なら、恥を知った方が良い。更に、その大人の上に立って、それを取り仕切るというのであれば、尚のこと思い知るべきである。

 

 

人が人の上に立つなど、そもそも越権行為だ。人は皆平等であり、そこに格差などない。それなのに、そこに上下関係を作ろうというのなら、何かよほどの企てがあるのだろう。それ自体は良い。だが、そのよほどの企てを実行するにあたって、上に立ってそれを取り仕切る者は、越権的になってはならない。

 

人に指示をして取りまとめる時点で、『杭』は十分に出ている。だとしたら、せめて受けられる恩恵は一番最後に受け、自分が越権的になっていないことを証明する必要がある。それには高い自制心が必要となるが、なに、そんなことは上に立つ人間として当たり前のスキルだ。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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