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ニーチェ『経験は、経験に対する欲望のように消えることはない。私たちは経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

(経験したい)と思う。しかし、一か月後にはその熱がすっかり冷めて、それを経験するどころか、一か月前にそう思っていたことさえ忘れてしまっていることがある。『三日坊主』の背景にあるのもこうした心理的な動きだ。だが、一度経験したことは、記憶喪失にでもならない限り、記憶からそうそう消えるものではない。もしすぐには思い出せなくても、少し馴らせばすぐに思い出すものである。

 

『情動記憶』とは、身体に刷り込まれた記憶のことであり、自転車や自動車の運転の事を思い出せばわかりやすい。飲酒運転は絶対にダメだが、酔っ払って記憶を無くしていても気づいたら家についていたという事例がある。あるいは、自転車を随分乗っていないはずなのに、乗り方を覚えているのだ。このようにして、人間が一度経験したことは、たとえ意識が酩酊していてもなかなか忘れるものではないのだ。

 

 

『経験を積む間は、自らを探求しようとしてはいけない』というのは、『そうしようと考える』ということは、その経験以外に目を向けることになるわけだから、経験を積もうとする意志の邪魔になってしまうということだ。それに没頭し、とにかく経験を積んでしまうことが重要である。

 

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MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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