偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
『我を欲する』と『彼を欲する』。ここからわかるのは、前者である男は、とことんまでに自分の追及をするわけだが、後者である女は、自分の人生を完成させるためには、男が必要である、という男女別の志向の違いだ。もちろん例外はある。だが、例えば男女が揃わなければ子供を産めないことを考えた時、男よりも、女の方が、自分の身に身ごもるわけだから、出産に対する責任や使命感が大きい。
割合で考えると、やはり『幸せな人生』を想像する時、男よりも女の方が、家族が揃って平和に暮らしている姿を想像する印象がある。それは、血気盛んな男の世界で生きた私の、少し偏った感想かもしれない。つまり中には、男でも平和な家庭を夢見る人間もいるわけだ。
しかし、『偏っている』ということであれば、今回のニーチェの言葉を理解するにはうってつけだ。何しろニーチェは『男と女』を分けて考えている。だとしたら、血気盛んな男の世界で生きた私の感性は、『男』を語らせる時には、これ以上ない貴重なものである。
男は、結婚をすると、自分がそれまで研ぎ澄ませてきた剣の切れ味が落ちてしまい、自分の威力が弱まっていくような気がしている。だからよくなかなか結婚をしない『仕事が出来る男』がいるが、彼らは『まだまだ遊びたい』というよりは、『その研ぎ澄ませてきた剣の切れ味が落ちる』ことを恐れているところがあるのだ。その剣のおかげで、それまでやってこれたという実感があるのである。剣を、鞘に納めてしまうことに抵抗を覚えるのだ。
一方、女は往々にしてその逆の発想を持っている。男と結婚した方が、より自分の人生が充実する印象を持っているのだ。単純に、『売れ残り』的なゾーンから脱出できる。結婚式でドレスを着る夢を叶え、親孝行もでき、そして何より、子供に恵まれる。経済的な問題が強化されるなら、それもだ。
つまり、男も女も、もし相手がいなくても経済的にやっていけて、子供を産むことも単独で出来るとういことなのであれば、自分がやるべきだと燃えた使命に対し、ストイックに追求し続ける人が今よりも激増するだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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