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ニーチェ『常にいつも、汝自身であれ。汝自身の教師、彫刻家であれ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

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考察

『自己啓発』とは、自分を内省し、自己をより高い境地へと昇華させること。それはまるでニーチェの言う通り、自己の彫刻に他ならない。この彫刻にこだわりがあればあるほど、『完璧主義』である。

 

要は、『その現状の像に納得がいかない』のだ。それを、より洗練されたものに、研ぎ澄ませたい。目標が高く、なりたい自分が明確にわかっている、意志の強い人間。短絡的に考える浅薄な人が、よくこういう人を『ナルシスト』だと言うのだが、彼らが言う『自己陶酔』とはまた意味が違うのだ。

 

ナルシストは、自分のことが大好き。それが、『現状の自分』でもである。しかし、向上心のある人間は、そういう自己陶酔はしない。

 

(今のままでは未完成だ。)

 

と言って、自分の像のいびつな部分から、目を逸らさないのだ。そこがナルシストとの違いである。では、『常に汝自身でいる』ということはどういうことだろうか。

 

ニーチェはこうも言っている。

 

つまりこういうことだ。『他の要素に触れると、色がつく』のである。あるいはここで言うなら、『砂塵』や『汚れ』でもいいが、このダイバーシティ(多様性)のある世の中を生きていると、自分という『像』に、他の色や、砂塵、汚れといった付着物が付く。そうすると、その『像』はもはや、原形を失っている。違う要素が入り込んでいるからだ。だとしたら、それを彫刻の様に削り取る作業も、必要となるのだ。

 

そんなイメージを思い浮かべると、

『常に自分が自分自身である為に、他の要素を削り取る彫刻家になる必要がある。』

 

このイメージが、わかりやすくなるのである。自己啓発と自己防衛の為に、我々は彫刻家でありたい。そんなメッセージが、私の心には、届いた。もちろん、『他の要素と結合したい』という寂しがり屋も、世の中には、大勢いる。どう生きるかは、自分の自由だ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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