偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
運営者
考察
私は10代後半の頃から、そうした接し方を意識して来た。つまり、前半までは、そうじゃなかったのだ。しかし、15年ほどの経験を積んでいく中で、どのようにしたら人が喜び、どのようにしたら人の食いつきが悪く、どのようにしたら人との距離が伸びたり縮んだりしてしまうかがなんとなくわかってきて、後半の頃辺りから、人の食いつきが良くなってきたことを実感できるようになった。
『食いつきが悪い』ときはどういうときかというと、例えばこちらが喧嘩腰な態度に出たり、偉そうに振る舞ったり、自慢したりして、相手の気持ちを一切考えず、自分をひたすら押し付ける、というときにそうなる。つまり、その逆の態度で臨めば食いつきは良くなるわけだ。
例えば17歳の時私は、あるとてつもない事件を起こした人間と話す機会があったが、しかし私は『別に普通の人間だ』という風に接した。すると彼とのお喋りはスムーズにいって、何かトラブルが起きることは一切なかった。
数か月後、その人の本心を聞く機会があった。すると彼はこう言ったのだ。
彼は彼なりに背負うものがあって人生を生きていたのだ。表層ではどう映っていようとも、実際はいっぱいいっぱい。そんな時、相手が更に混乱を押し付けるようなことをする場合と、相手がこちらの話を何でも聞いてくれる、というオープンな状態とでは、心理的負担は、全然変わってくるわけだ。もし自分が相手のことを思っているのであれば、心をオープンにし、もし自分が自分のことしか考えないでいいと思っているのであれば、心を閉じ、あるいは自分を押し付けるといい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
🧭『38の黄金律』へ
※『38の黄金律』は、有料コンテンツとしてより深い考察をお届けしています。
🔎 名言の背景にある“思想の源流”を探る
※『黄金律』以外の知的コンテンツのほとんどは無料です。