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黒澤明『悪魔のように細心に、天使のように大胆に。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

細心であることがなぜ『悪魔』のようであり、大胆であることがなぜ『天使』であるかだ。細心というのは、細かいところまで気を配ること。

 

黒澤明は、

 

とも言って、例えば、作中で読まれることのない、封筒の中の手紙までスタッフに作り込ませた。この様な話は腐るほどあって、だとしたら、彼と同じ現場にいた人間は、求められるプレッシャーというものは、適当にやっている人間のそれとは、桁違いだっただろう。

 

大胆というのは、思い切りが良くて、度胸が据わっている様を指す。細かい部分にまでこだわりを追及されることが『悪魔的』であると表現することはなんとなくわかるが、大胆であることが『天使的』であるということは、首をかしげざるを得ない。考えられるとしたら、『天真爛漫』とか『自由奔放』といったような、何にもとらわれない、開放的なイメージだ。つまり、メリハリを大切にするべきであるという教えが、垣間見えるのである。

 

山本五十六は、

 

と言ったが、細部へのこだわりを、客にいちいちひけらかさないという、『内外の寛厳のギャップ』に重きを置けというイメージで間違いないだろうか。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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