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カフカ『真実の無い生というのはあり得ない。真実とはたぶん、生そのもののことだろう。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

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ふむ…。

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考察

真実が『生』そのものというが、ここでいう『生』とは、『なま』なのか『き』なのか『せい』なのか、どれになるだろうか。例えば映画監督のスタンリー・キューブリックは、『レイプとウルトラ暴力とベートーベンがオレの生きがい。』というセンセーショナルなものに作り上げ、人々に批判された。この映画に触発され、犯罪に走る若者が増えたのだ 。

 

しかし、キューブリックは、

 

と言った。スタンリーは、人間の『生のカオス』をあるがままに祝福するのが芸術だと考え、人間の残酷な本性と向き合った作品を撮り続けた。

 

これはどれに当てはまるだろうか。そこで調べると、『なま、き、せい、しょう』そのどの意味を紐解いても、共通して『あるがまま、自然、もとのまま、手が加えられていない』という意味の説明があった。だとすると、どれでもいいのだ。そしてそれよりも、『しょう』という読み方をする時、この言葉は『真実。本物』という意味で説明されていて、なるほど、カフカのこの言葉は、まさに『生』の説明そのもののことなのである。どちらにせよ『虚偽』ではない。それが『生』であり、『真実』。では、キューブリックの言うように『生のカオスを祝福する』という思想を、正当化するということになるのだろうか。

 

例えば、日本文芸社『脳とカラダの不思議』にはこうある。

一般の動物は、育てやすい季節に出産を行えるように発情期というものが脳の中にプログラミングされているが人間の場合はいつでもセックスが可能だ。これは、脳の中の大脳皮質が深く関係している。生殖に関するメカニズムを担っているのは脳幹にある視床下部であるが、人間の場合は大脳皮質の前頭連合野も性行動に深く関係している。もし、視床下部だけに性行動が支配されているとしたら、人はひたすら欲望の赴くままにセックスを求めて、社会的な秩序はあっという間に崩壊してしまう。

 

なるほど。『正当化』ではなく、これを『真実として受け入れる』ことが正しそうだ。なにしろ、それを正当化してしまうと、社会的な秩序はあっという間に崩壊してしまうのだから。それでいいわけがないだろう。最愛の子供が凌辱されて、犯人を祝福するというのなら、そこに『親』はいないし、『人間』もいない。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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