宮沢賢治『真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。』
日本の作家 宮沢賢治(画像)
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
例えば単純に、仕事をたくさんして、その後にビールを飲んでみたとする。(私は別にビールを飲まないが)
酒が飲める人にとってその一杯目のビールは、格別だ。だがこれが、二杯目、三杯目となる時、そのビールの味はどうなっているだろうか。あるいは、仕事をしないでのんべんらだりとし、飲むビール。それと、仕事終わりのそのビールの味はどうだ。
同じだろうか。それとも、違うものだろうか。
スポンサーリンク
宮沢賢治の言葉を自分のものにする
限界効用の逓減とは、例えば今書いたように、このように1杯目、2杯目、3杯目となるほど、ビール(財)から得られるメリット(効用)は小さくなるということ。
人間は、そういう風になっているのである。
だとしたらどうだ。次の文章を見て、どう思う。聖書の『伝道者の書 5章』にあるこの一文だ。
(私は無宗教だ。)
『見よ。
私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。
これが人の受ける分なのだ。
実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。
これこそが神の賜物である。
こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。』
小説家、吉川栄治は言った。
『登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。』
悲しみ、労苦、疲労、ストレス、人生のそういう艱難辛苦(かんなんしんく)は全て、『必要な要素』なのだ。
例えば漢方薬があるだろう。
あれを飲むと、体に良い。何かこう漠然と、そういうイメージと知識があるはずだ。
しかし実はあの漢方薬。それ自体は『毒』なのである。そして、その毒を排泄しようと体からの排出が促進されて、健康になるのである。老廃物と毒素がしっかり排出されて、免疫力も上がる。従って体調が回復するのだ。
そこまで考えると見えて来る。『必要な要素』なのだ。人生の艱難辛苦は。
シェア
スポンサーリンク
著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
関連する黄金律

この言葉に関連する『38の黄金律』。この名言と同じ的を射た他の名言があります。
1.『ピンチ?逆境?絶体絶命?いや違う。『チャンス』だ。』
人間が背負う全ての思い悩みや苦しみは、選ばれし者だけが受けられる『資格試験』だ。そして、『ピンチはチャンス』の意味をはき違えている人間は多い。
関連する記事

『大変という字は大きく変わると書く。大きな変化を自分に期待する人間が、大変な思いを避けてどうする。』


『いくら押しても開かないドアがあるなら、それは『引きドア』だ。』

『結果が出るまで『続ける』のではない。結果が出るまで『最適化する』のだ。そこにある差は、まるで『紙ヒコーキとセスナ』である。』

『この道は闇に続いている。私はそれを人一倍知っている。だからこそ歩ける、王道の道がある。私は堕ちたのではない。王になる道を歩く権利を得たのだ。』

『真っ白で、綺麗で、勝者でいられるって、そりゃあそうだろう。黒に触れなきゃ、白くいられる。』
宮沢賢治『真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。』
スポンサーリンク
当サイト最重要記事


偉人の名前や名言を検索
おすすめ関連記事
同じ人物の名言