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ラ・ロシュフーコー『よもや他人の迷惑にはなるまいと思っているときに、他人の迷惑になっていることがよくあるものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『自分の人生なんだから好き勝手やっていい』という事実を『援用』すると、そういうことが起きる。援用とは、自分の主張の助けとするため、他の 意見・文献などを引用したり、事例を示したりすること。例えば、『時効』の概念を援用すると、『時効まで逃げ切ればいいんだ』という発想になるし、『言論の自由』の概念を援用すると、『人を誹謗中傷で自殺まで追い込んでいい』という発想になる。それはダメなのだ。つまりこの『援用』を含めた『勘違い』によって、人は、人の心を傷つけてしまうことがあるのだ。

 

 

『愛している』と言って、ストーカーが殺人をすることがある。これが許されていいはずがないだろう。こういう『勘違い、ズレ』の幅を極めて狭くするために、世の中にはあらゆる決まり事がある。

 

『よもや他人の迷惑にはなるまいと思っているときに、他人の迷惑になっていることがよくあるものである。』

 

またこれは、そういう『無意識に』というということのほかにも、『意識をしていても』ということでも当てはまる言葉である。例えば私は、

 

  • 人に指示されるのが大嫌い
  • 何人たりとも私の主導権を握ることは許せない
  • 人の足を引っ張るのも大嫌い
  • 無知・無力な自分で在ることが納得いかない

 

という考え方を持った人間で、そうなるともちろん『よもや他人の迷惑にはなるまい』と思って、他人と接するわけである。しかし、どうしてもうまく立ち回れないときはあり、その時に無知・無力さは露呈し、人の足を引っ張る形になり、自分よりも力がある人間に指示され、主導権を握られることがある。そういうときは、二つの意味で相手に迷惑をかけている。

 

  • 手を煩わせている
  • 納得がいかない気持ちを露骨に表すため気を使わせる

 

ということである。つい最近もそういうことがあったのでそれを思い出しながら書いた。私のような人間の場合、『だとしたら実力者になるしかない』ということで、今日も明日も淡々と自分を磨く努力をするだけである。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

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