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伊藤仁斎『我よく人を愛すれば、人また我を愛す。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

人を愛すれば、人は愛してくれる。この当たり前の順序を理解していない人がいる。例えばこういう例を見て考えてみよう。

 

『兄弟を事故で失った。いつもくっついて一緒にいる兄弟だった。親はそれを見て、とても心を痛めた。自分の監督不行き届きについて考えても、心が痛かった。だから残された子を、死んでしまったこの分まで愛そうと誓った。そして、行き過ぎた愛を与える人生が始まった。

 

子は、心に空いた穴の喪失感を埋めるために、その愛を無条件でひたすら絞り取った。親は、自分のしたことの罪悪感を少しでも緩和させる為、あるいは、死んでしまったもう一人の子供のことを想いながら、その子に二人分の愛を注いだ。そしてこの家庭の愛の形は崩壊した。行き過ぎた愛が、歪曲した愛へと形が変わり、子は、別にこちらから愛さなくても、人が勝手に自分を哀れんで愛してくれるという図式に完全に甘んじた、愚かな人間に育った。』

 

この子供は、社会不適合者になった。社会とは、そこで生活する権利を得た人間とは、まず第一に国民の三大義務、『勤労、教育、納税』の責務を負うことが当然である。しかしそれは、今まで教わってきた教育の中には無い。今までは『与える』のではなく、『一方的に貰う』ことだけが当たり前だった。

 

(なぜ社会に尽くさなければならないのか?俺は被害者なのに…。もっと尽くせよ、俺の親のようにな。)

 

関連リンク:ブッダ『歪んだ愛情は、文字通り人の人格を捻じ曲げる。』

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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