Index

ジョルジュ・サンド『人生をあるがままに生きよう。そして、感謝を忘れないように。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

運営者

ふむ…。

考察

『ありのままの自分で生きる』ということとはまた意味が違う。『人生をあるがままに生きる』と言っているのだ。最近、

『ありのままの自分で生きる、ということは首をかしげる。ありのままの自分なんていない。昨日の自分と比べ、今日の自分は違う。』

 

という見解を示した人間がいたが、確かに、この流動変化するこの世の摂理が働く中で、人間は、この人生を生きていて、自分の身の回りも流動変化し、ということは、その要素に触れる自分の要素も、流動変化する。だとしたら、『ありのままの自分』というのは、一体いつの自分のことなのか、そんなものは最初から存在しないのではないか、という見解を示したということだ。

 

しかし私は、『不易流行』という言葉があるように、その流動変化する時代の潮流に合わせ、流行を追いつつ、自分も変化させたとしても、自分の心底の部分に、必ず『不易(変わらないもの)』が存在するはずだと考える。その不易こそが、『ありのままの自分』であるという解釈をしているのだ。

 

小津安二郎も、

 

と言ったが、その『自分』のことこそ、『ありのままの自分』のことなのである。ただし、冒頭にも書いた様に、ジョルジュ・サンドが言っているのは、『人生をあるがままに生きる』ということだ。ということはそれは、小津安二郎のいうところの『どうでもいいこと』、あるいは『重大なこと』を含めた、この世の一切のことである。

 

その一切の中で自分は人生を生きていて、しかし、『ありのままの自分』も心底にしっかりと保持しているわけだ。つまりここでは、そのどれもこれも、一切を愛して、受け入れ、『どうでもいいけど、生きてるだけで、丸儲け。』という感謝の気持ちを忘れず、唯一無二の自分の命を全うしたい、ということを言いたいのである。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

🧭『38の黄金律』へ

※『38の黄金律』は、有料コンテンツとしてより深い考察をお届けしています。

 

🔎 名言の背景にある“思想の源流”を探る

※『黄金律』以外の知的コンテンツのほとんどは無料です。

関連する『黄金律

『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』

『前進あるのみ。それ以外は後退だ。』

同じ人物の名言一覧

ジョルジュ・サンドの名言・格言一覧