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もし適度な責任を負う気持ちになってくれば、うつは治りかけている

うつ病の治療中に、仕事に復帰したくなったらしていいの?

いいえ。

まだ安易に判断することは控えるべきです。焦らずじっくりと治療することが大切です。しかし、もし適度な責任を負う気持ちになってくれば、うつは治りかけていると言っていいでしょう。そのまま確実に治療を続けていきましょう。

先生

焦って仕事に復帰しようとすると、またすぐにぶり返すことがあるよ!だけど、責任を負いたくなってきたら、それは少しずつうつが回復しているっていうことなんだ!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

責任を負いたい気持ちはなぜ生まれる?

もし適度な責任を負う気持ちになってくれば、うつは治りかけている。

 

うつ病の克服に最も重要なキーワード『重荷を取って軽くする』

 

と併せて考えていきたい。

 

上記リンク記事でも書いたとおり、うつの重要なキーワードは『重荷を取って軽くする』ことだ。だからこそ、以下の記事でも書いた様に、

 

真冬のような寒い日にうつ的症状が出るのは当たり前だ。

 

少しでも自分にとって重荷だと思うのであれば、それを心身から排除することを最優先として生活していき、自分のペースを掴むことが大切なのである。

 

 

そんな中、『いや、でもやろうかなあ』という気持ちがわいてきたのなら、そこにあるのは『主体性』だ。意志が、そうしたあらゆる外部要因に対し、影響されることから反発し、主張し始めている証拠だ。

 

まるで、川の流れの中に、ポツンとある小さな岩の周りには、別の水流が出来るように、そうした主体的である意志は、たとえ流れの強い外部要因が自分の身に降りかかってきても、我を見失うことなく、自分の主張をする。

 

先生

責任はストレス。ストレスは負荷。負荷がかかると身体が重くなる。するとうつになりやすくなる。それなのに、うつの原因の根本である『責任』を負いたいと少しでも思うのであれば、それはうつが少し回復していると考えてもいいね!
大事にしたい意思っす!

ハニワくん

この章のまとめ
  • うつの重要なキーワードは『重荷を取って軽くする』こと。
  • うつの原因の根本である『責任』を負いたいと少しでも思うのであれば、それはうつが少し回復していると考えてもいい。

その充電方法は正解。続けた方がいい

例えば、『真夏のような暑い日にうつ的症状が出るのは当たり前だ。』の記事に書いた、

 

従って、私は今、『軽度のうつ』になっているわけだが、それを意志の力で持って、打破し、つまり打ち破り、(いや、やらなければならない)として、手を進めているわけだ。

 

という部分があるが、その(いや、やらなければならない)と思ったところにあるのが、この主体性であり、意志なのだ。うつは、この主体的な意志が何であるかを見失いかけている時期。川の流れで言えば、石が埋もれて見えなくなっているか、あるいは川の流れに流されて、川と一体化してしまった状態だ。

 

 

激しい川の流れの中で、断固として自分を見失わず、その流れに支配されないままでいることは、ある種のエネルギーがいる。

 

うつになる時は、『うつは単なる『充電不足』。だとしたらまた充電すればいい』の記事に書いたように、『充電不足』なのだから、エネルギーで言えば、枯渇している。ちょうど、バッテリーが切れかかった懐中電灯の光が弱まるように、自分ができるはずの主張が、充電不足によって思う存分発揮できない状態となる。

 

 

そんな中、『いや、でもやろうかなあ』という気持ちがわいてきたのなら、それは、電力が少しずつ溜まってきた証拠だ。つまり、充電されてきている。これは至極単純に、まず、それを喜びたい。

 

いいんだ。あってるんだ。その方向だ。

 

先生

充電が溜まってきたから、そのエネルギーで(何かが出来るぞ)という気持ちになっているということだね!ということで、その充電方法は正解であり、引き続きまた充電すべきだということだ!気を抜いたらいけないよ!
それだけは注意っすね!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 充電が溜まってきたから、そのエネルギーで(何かが出来るぞ)という気持ちになった。
  • ということで、その充電方法は正解であり、引き続きまた充電すべき。