Index

アンドリュー・カーネギー『清貧の家に育った子供は、裕福な家庭の子たちとくらべて、なにものにもかえることのできない、尊い宝を与えられている。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

カーネギーの発想は『金持ちになることに対して負い目を感じるな』だから、この言葉の背景にあるのは、もう一つのメッセージがあるように思える。矛盾しているからだ。

 

カーネギーはこう言ったのだ。

ソクラテスプラトンの時代から、最近のウィリアム・ジェームズエマーソンまで、数多くの哲学者たちが、数多くの哲学を生んできたが、そのほとんどがモラルに関しての哲学にすぎない。それはそれで必要でも、現代はこれらとは違った新しい哲学、巨富を築く哲学も必要なのだ。』

 

しかし、あからさまに揶揄しているという印象も受けない。そしてポイントなのが、『清貧』というキーワードである。清貧というのは、単なる貧乏ではない。『私欲を捨てて、行いが正しいために、貧しく生活が質素である』ことを意味する。そう考えると、確かにカーネギーの言う通りだ。清貧の家に育った子供は、裕福な家庭で我が儘に育った子供よりも、遥かに人として高潔であり、高尚であることは明白である。

 

ただし、それでもカーネギーの『巨富を築く哲学』の話と比べると、どこか違和感を覚える。彼は一体、何が言いたいのだろうか。

 

ヘンリー・デイヴィッド・ソローは言った。

 

カーネギーはソローの生き方に対して、どう言うつもりだろうか。そしてどちらが正しい生き方なのだろうか。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

必見

当サイトにある500人の偉人の8000の名言。なぜ『1万』じゃないのか。それは『内省の後半になるにつれ、同じ的を射る言葉が増えた』からです。そしてそれらの真理は、『38の黄金知』としてまとめました。人間が生きる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

関連する『黄金律

『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』

『失敗したと思っても絶対に諦めるな。そもそもそれは、「失敗」ではない。』

『一つのことに集中する人間だけが手に入れられる圧倒的な力がある。』

同じ人物の名言一覧

アンドリュー・カーネギーの名言・格言一覧