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サンジ『黙れ!”一騎討ち”だぞ!わからねぇのかお前には!』

『あいつは薄情な奴だ!』という感情がよぎったときは、本当にそうか、一度思慮深く考えた方がいい。もしかしたらその人は、そう思わせて損な役を買い、あるいは、 “粋”で、本当にあなたのことを想っている、勇気ある、本物の友人かもしれない。

 

『一騎討ち!?おめぇらそれで…ルフィ一人置いてきたのか!?』

『船長命令だ…』

『いくら船長命令でも…そりゃねぇだろ!お前ら薄情すぎやしねえか!?そりゃねぇよ!』

 

『黙れ!”一騎討ち”だぞ!わからねぇのかお前には!』

 

私はかれこれ中学時代からずっと、”仲間”として関係を築いてきた悪友と、3年前、決別する決断をした。理由は様々だ。病人の社員や、克己心がない社員が、彼らと会うたびに現実逃避を始め、楽な方向に流されてしまって、悪影響だと悟ったことも理由の一つだが、もう一つは、その集団の、”半”リーダーであった私の、責任の問題だった。私は、家庭内で不和があり、また、誕生会等もあまりやったことがなく、 “そういうゲージ”が枯渇しているという自意識があった。だから、私の仲間へそれを求め、誕生会や、フラットな関係性を積極的に訴え、その礎を築いた。

 

今、彼らに定着していて、彼らの中にはもう忘れている者もいるだろうが、集団での誕生会や、プレゼントを集めて渡すのは、全て私が発端なのだ。そしてそれだけじゃない。毎年夏には大磯ロングビーチを予約したり、 静岡の海の近くのホテルを予約したり、あるいは年末には、スキーや温泉を含めた旅行を計画し、それを実行し、皆の団結に貢献した。理不尽な力が集団を襲ったら、皆を慰め、説得して守る役目を買ったし、ハブられて、行き場を失った友人には声をかけ、温かく迎える『駆け込み寺』のような集団を意識して、働きかけた。

 

そうやって、”主体的”に仲間の中に居たからこそ、私には責任があった。そのまま私が彼らに指示を出したり、提案を出し続ければ、意見が通るようになった私の意志は、家族同然のように長く付き合った彼らの人生に、大きな影響を与え続けただろう。だからこそ、私は英断すべき責任と向き合ったのだ。

 

人生とは、自分達だけが『楽しい』と感じれば、それでいいわけではない。仲間とは、『寂しさ』を埋め合えることが、条件なのではない。人は歳をとり、そして子孫へとバトンタッチをしていく。私のかつての友人の一人には、『家族がばらばらで寂しかった』という不満を持ったことが原因で、若くして、温かい家庭を目指し、結婚し、子供をたくさん産んだのはいいが、結局離婚し、親と同じ運命を歩んだ者がいる。そして子供は、その親と同じ運命を歩み、負の連鎖は続いていくのだ。

 

今のこの延長線上に、自分の快楽以外の、何が見えるか?自分が友人に与えている影響は、本当に、良いモノなのだろうか?悪いモノなのであれば、それを、友人と言えるのかどうか、一度冷静に考えた方がいい。放っておいたり、情けをかけないのが、薄情?大体の場合は、その逆である。時に男は、自分の人生にけじめをつけ、そして勝負する。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。