Contents|目次

『エレファント・マン』 レビュー(感想)と考察

『エレファント・マン』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

 

RECOMMENDED(オススメ)

この映画は運営者のオススメです。

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

運営者

※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

19世紀のイギリスで「エレファント・マン」と呼ばれた青年ジョゼフ・メリックの半生を描く。やはり実話映画というのは圧倒的に重みが違う。1981年の日本での興行収入一位を記録。月曜ロードショーで放送された際、26パーセントの数字を記録した。これは1982年の洋画放送視聴率の一位である。

 

時は、現在のイギリス女王エリザベス2世の曾祖母、アレクサンドラ妃が息をする19世紀のロンドン。『象男』などと呼ばれた理由は、彼らのような人々が簡単に『奇人』として扱われた人生問題が緩い時代だったことや、彼が『サーカス』のような見世物小屋にいたことなどが影響している。

 

 

グレイテスト・ショーマン』の人々とは違い、彼の場合は暗い。いや、『歩けない』のだ。サーカスなどとは無縁の、もっと悲惨な状態だった。彼を守ろうとしたホプキンスが演じる外科医と、彼が務める病院の院長のこのやり取りが、すべてを語っている。

 

院長

どんな人生か想像つくかね?

 

はい。大体は。

ホプキンス

 

院長

いや。彼の人生は誰にも想像できないと思う。

 

つまり、この外科医が彼を見世物小屋で見つけて彼のパートナー的立場で展開されることから、つい皆は『彼だけが唯一の理解者である』という印象を覚えてしまうのだが、いささかそうではないというところが、この話の奥深いところなのである。

 

事実、アレクサンドラ妃は彼に理解があり、

『イギリスで最も不幸な人の一人に、安心の家を』

 

というメッセージを出し、彼を守っている。彼を世話する看護師たちもそうだ。

 

では、彼は幸せなのか。幸せになったのか。我々は最後、彼の一生を見届けた時、得もいえぬ感情がこみ上げてくるのを実感し、そして自然と自分の人生を内省しているだろう。

 

『この映画のジャンル』

病気、実話、哀愁

 

『その他映画コンテンツ』