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『コレクター 暴かれたナチスの真実』 レビュー(感想)と考察

『コレクター 暴かれたナチスの真実』

ポスター画像出典:『映画.com

『どんな人におすすめ?』

  1. 美男美女ったら美男美女!
  2. 気軽に、楽しく、爽快に!
  3. 新しい目線で考えさせられたい!
  4. 熱い絆やドラマで感動したい!
  5. 名シーン・怪演が見たい!
  6. 可愛い動物や大自然が見たい!
  7. ファミリーで安心して観たい!
  8. 歴史や実話で学びたい!

 

『レビュー(感想)と考察』

隠蔽されてきたナチスの実態をオランダ人ジャーナリストが暴いていく実話ベースの物語である。大富豪のアートコレクター、ピーター・メンテンが第2次世界大戦中にナチスに肩入れし、大勢のユダヤ人を虐殺したというのである。ナチスとコレクターというのは関連性の高いキーワードで、彼らは『戦利品』として色々なものを巻き上げていた。時にはその為だけに人をはめて殺し、死体から金品を奪い取るようなこともあった。

 

ただ、昔に遡るならもっと事例はいくつもあるはずだ。例えば三菱商事の創始者であり、坂本龍馬と同じ時代を息した岩崎彌太郎は、戦争で使う銃を輸入してそれを売りつけ、元手を作った。これはアメリカがやっていることと同じだ。1929年にアメリカは『世界恐慌』を引き起こし、一時壊滅的な状況に陥る。そこでフランクリン・ルーズベルトが『ニューディール政策』によって回復を試みるが、実際にアメリカが回復できた理由は1939年の『第二次世界大戦』で武器生産体制が強化されたからだ。

 

[グラバー(右)と岩崎弥之助]

 

金銀財宝のすぐそばには、常にこうしたきな臭い話が漂う。こうなると彼らだけが悪いのではなく、もっと何か根本的な部分で人間は判断を見誤った(道を踏み外した)のかもしれない。

 

 

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