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盛田昭夫『新しい、いいと思ったことは実行する勇気が必要である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『新しい、いいと思ったことは実行する勇気が必要である。ソニーはアイデアがいいと言われるが、じつはアイデアはそれほどずば抜けて良くはないのである。アイデアのいい人は世の中にたくさんあるが、いいと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々はそれをガムシャラにやるだけである。』

 

アイディアを思いついても、それを実行しなければ、そもそも『思いついた』かどうかも怪しいところである。実際、思いついた時点で、それを実現しようと行動するはずだ。そうしないんだとしたら、それは大したアイディアを思いついたのではないのであり、『アイディアを思いついた』ということは公言しない方が良い。

 

 

つまり、『アイディアを思いつく』人というのは、そう多くはないということだ。思いついた人は、例えば主婦が特許商品を思いついて利益を得ることがあるが、そういう風に、そのアイディアが具現化されて、実現化するはずだ。だから、実行に移せない全てのアイディアは、すべて『気のせいだ』。

 

王陽明が、

 

と言って、『知行合一』の重要性を説いたように、知っていても、行動に移さなければ、それは『知っている』ことにはならないわけである。

 

ある有名寿司チェーン店の話だ。全国に展開していた店舗のうち、売り上げの低い店舗を潰すかどうかで悩んでいた。そこへ外部の優秀なコンサルタントがやってきて、魔法をかけた。するとみるみるうちにそれらの店舗の売り上げは向上し、潰さずに済んだのである。当然、雇う社員の生活も守った。会社全体の売り上げも守った。その手柄は誰が考えても、そのコンサルタントにある。

 

実際は、『魔法』ではなく、『タッチパネルの導入』だった。たったそれだけのことだった。しかし、それを提案し、実際にやってのけたのはコンサルタントだったのだ。

 

 

内部には良く思わない人間もいた。

 

(そのくらい俺にだって出来たよ)

 

だとしたら、なぜやらなかったのだ。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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