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ルフィ『逃げることだけ考えろ!!今の俺たちじゃあこいつらには勝てねぇ!!』

この世とは、『海』である。人生とは、『船』である。どんな大船を持ってしてその安全性を人為的に造りあげても、天災、大自然、有限、宇宙という規模の前には、無力である。つまり、何をしても、無駄なのだ。不老不死にはなれないし、矛盾や理不尽は消えない。私のような若輩者の経験値では、微々たるお話しかできないが、私の中にこれらの真理を心の底から腑に落としてくれたのは、意外にもゲームセンターのトランプゲームだった。

 

かつての私は、一度決めたらムキになってそれを曲げない性格が手伝って、ゲームセンターでのトランプゲームでは、いつも大金(10代の大金)をつぎ込み、散々な結果に飲まれることがしょっちゅうだった。自分の『運(実力)』も、過信していた。『運だめし』のように見ていたのもあった。だが、その心構えで、一度も大きな結果を出すことはできなかった。

 

だが、それから10年。実に波乱万丈な人生を体験し、またゲームをする機会があった。正直、勝つか負けるかはどうでもよかった。勝ったところで、メダルが増えるだけだ。ゲームセンターに長く居れるだけ。そんな時間があるなら、今の私なら本を読む。とにかくそういう気持ちで、時間つぶしのつもりで、非常に身体を楽にして、依存しなかった。

 

すると、面白いことが起こった。なんと、たったの1000円で(最初にメダルを両替したお金)、実に半永久的にメダルが出てくる感覚を得て、実際にメダルを大量に当てて見せたのだ。まぐれではない。その感覚でまた違う日に訪れ、やってみたところ、同じような結果になった。隣の台は出ていない。これは明らかに、”自分の意志”でメダルを稼いでいると、判断できたのだ!!

 

ギャンブルの世界には、『小さく負けて、大きく勝つ』という黄金律がある。10代の頃の私がそんな極意を耳にしても、理解などできなかった。『負けたら、自分が崩れてしまう』として、負けることを避けるという弱さも、あの頃はあった。だがこの世とは、『絶対に沈まない』ことが売りだった、最上流階級の乗船料金が500万円だった世紀の豪華客船、 “タイタニック”ですら、沈むのだ。最初からそういう、ものなのだ。私はこの波乱万丈の半生から、そういう極意を見た。

 

 

“風林火山”。この人生に置いて、 “山”のように微動だにせず、絶好の機会を耐え忍んで狙う、性根を持つべし。そして、やりたいこと(依存、見栄)ではなく、やるべきこと(理念、信念)に全神経を集中すれば、10代の私のように、ゲームセンターにハマって損失するようなことは起きない。

 

『全員!!逃げることだけ考えろ!!今の俺たちじゃあこいつらには勝てねぇ!!』

 

大切な人を失ったり、航海をやり直せなかったら、もう一度、挑むことができない。人生という海で壁にぶつかったら、それに抗い、無駄に体力を引潮に持って行かれてはダメだ。障害が大きいのは、それだけ困難な道を選択している証拠。それを見極め、思い上がらず、自らで引き、次のタイダルウェーブ(大津波)を待ち、その時に全身全霊を出す方がいい。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。