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エカチェリーナ二世『私は声をあげて称賛し、声を和らげて咎める。』

エカチェリーナ二世


ロシア女帝 エカチェリーナ二世画像


よく言うのが、

 

『褒めるときは皆の前で』、『叱るときは二人きりで』、

 

という人間関係、教育の極意である。この話もそういうことだ。確かにこの話は、極意である。だが、私はまだ若いことが関係しているのか、あるいは他の人間の精神が私より若いのか、私の場合は、『逆』である。

 

私は決して、これ見よがしに褒めない。そして、間違った考えを持って行動したら、声を和らげるどころか、その反対で、むしろ手を挙げて叱りつける。人がいようがいまいが関係ない。

 

目

 

一度、韓国の世界遺産を取材しに行ったとき、ソウル駅で部下を怒鳴り散らし、韓国人の注目を一斉に集めたことがある。部下が『吃音症』であり、一言もしゃべらない。私は、そんな彼は『病人』として扱わない。だから怒鳴り散らす。そこがどんな場所であってもだ。

 

周りの人の目にはそう映らないだろう。つまりその時は、

 

(日本人が韓国人にケンカを売っているのだろうか)

 

という間違った解釈の下、ピリピリした空気が流れた。だが別に私には関係ない。それぐらい、教育から目を逸らすことに恥を覚えている。 私がこういう人格になったのを話すと長くなるので割愛するが、それにはきちんとした理由があるのである。

 

やるべきことはやって当たり前だ。それをいちいち声を大にして称賛するなど、相手の力量を見下している証拠である。

 

楽天の田中将大投手が、まだ20歳になるかならないかの頃、野村監督に怒られて、意気消沈しているのかどうか、記者が訪ねた時こう言った。

 

『いや別に、褒められたいとは思わないです。褒められて喜ぶのは二流だと思うから。怒られるってことは、可能性を認められてるってことだと思うから、僕は怒られた方がいいです。』

 

その後の彼の活躍は周知のとおりだ。彼は、随分前から『今の道』を歩いていたのだ。悪いが私は、野球のことなど無知だ。その私が、当時の彼に、可能性を見出したのである。

 

野球

 

エカチェリーナや、リンクしたニーチェの教育法は、本当に極意ではある。だが、私もその部下も、まだ若い。若さとは、可能性である。

 

追記:この記事から4年、彼は32歳になり、確かにまだ若いが、『まだまだ若い』という年齢ではなくなってきた。そしていまだに吃音症は治らず、遅刻を二日連続でしてしまう等のお粗末な人生を送っている。

 

この記事で『若さとは可能性だ』と書いたが、確かにそれはその通りである。しかし、あまり悠長なことを言っているとこの人生はあっという間に終わってしまうだろう。そういう意味でも、声を和らげて咎め』ている場合ではないのだ。

 

 

※この文章は全てオーナー独自の『名言を通した見解』です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)

 

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