『ヒト』を最適化しよう。

『やるべきことがない人間だけが、悩み、憎むのだ。』(2ページ目)

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なぜ、人生を心配ごとで埋め尽くすのか?

ナポレオン・ヒルの著書、『成功哲学』にはこうある。

なぜ、人生を心配ごとで埋め尽くすのか?

 

あれこれ恐れを抱いて人生を過ごしている人々は、まるで恐れというものを、絶対的に偉い先生だと思っているように見える。恐れなどというものは、きわめて小さいものなのだが、その人たちはそれが全宇宙を占めているかのように受け取っているのだ。

 

もちろん私たちは、アメリカ合衆国の独立宣言にもあるように、『人類の意見に適正な敬意を払い』ながら人生を歩んでいかなくてはならない。ときには人の意見に従い、人の幸せを自分の幸せよりも優先することがあるが、これは協力であって恐れではないのだ。しかし、周りを見渡すと、いかに多くの人々が恐れや絶望、破滅の意識を持っていることだろう。なぜだ?最終的には何も問題にはならなくなるというのに。何を恐れているのだろう。

 

 

冷静に考えて、自分の人生が悩みや憎しみに支配されている時間はもったいないと思わないだろうか。

 

じっとしている『暇』のせいだ

実に50の職業経験と、世界40か国の旅を経験した有川真由美の著書、『遠回りがいちばん遠くまで行ける』にはこうある。

3分待つ。3日待つ。3か月待つ。悩みはどうでもいいことになっている

 

(省略)悩みは悲しみを追い払うためには、心のなかで、『きっと私はこうなるんじゃないか』という人生の逆転劇を描いて、少しずつでも動いていくこと。前に進む力は心を浄化してくれます。動いていれば、不安や悲しみに押しつぶされることはないでしょう。じっとしている暇があるから、余計なことをあれこれ考えてしまうのです。

 

とにもかくにも、まずは試しに動いてみるのがいい。

 

重なりあうことはできない二つの考え

8歳にして東洋医学の師範の資格を得て、東京大学医学部を出た、田園都市厚生病院院長、春山茂雄の著書、『脳内革命2』にはこうある。

右脳パワーは楽しいことだけを考える

 

いちばん初歩的な方法は対象になっていることがらから意識をずらすことです。歯医者さんがこのテクニックを使っています。虫歯の治療をするとき『痛いだろうな』と思うと、歯の中にある感覚が鋭敏な歯髄や血液中にブラディキニンという物質が分泌され、歯の治療が終わると脳内モルヒネが出て来ることが確かめられています。

 

歯科医の椅子に座って、これから虫歯をドリルで削るという現実に自分の意志気を集中させるのは、痛みを奨励するようなもので、けっして好ましいことではありません。そこで敗者さんはどんなことをしているかというと、患者さんの意識を歯から遠ざけるため、全然関係のない楽しい話題で話しかけたり、クラシック音楽を流したりしています。

 

この方法を使えばいいのです。つまり、フランスの心理学者、クーエが自己暗示について述べている、

『二つの考えが心の中に入ると、並列状態では存在しうるが、お互いが重なりあうことはできない』

 

という原則を利用するのです。この要領で楽しい考え、好ましい考えで頭の中を満たしてやる。そうすればいやな考えは『存在できなくなってしまう』のです。

 

この脳の仕組みを利用するのだ。

 

好んで忙殺される

デール・カーネギー の著書、『道は開ける』にはこうある。

 

イチゴ

 

会社は50万ドルのイチゴが売れなくなったばかりでなく、向こう一年間に百万ドルのイチゴを買い付ける契約もすでに終わっていました!銀行からの借入金は35万ドルに達していました。このままでは、これらの借入金の返済はもちろん、更新すら不可能に思えました。私が悩んだのも無理からぬ話だったのです!

 

(中略)私はニューヨークに戻ってから、あらゆることで悩み始めました。イタリアで買い付け中のサクランボや、ハワイで買い付け中のパイナップルなどについてです。私は緊張し、イライラし、眠れませんでした。すでにお話ししたように、神経衰弱になりかかっていました。

 

絶望のあげく、私は生活方法を切り替えました。その結果、私の不眠症は治り、悩みも一掃されました。私は好んで忙殺されたのです。自分の能力すべてを傾けて取り組まねばならない問題に忙殺されることによって、もう悩んでいる暇などはなくなりました。

 

というか、悩み、憎む暇があるなら、それはただ『暇人』なだけなのである。

 

心の中から悩みを追い出すには

本にはこうもある。

心の中から悩みを追い出すには

 

忙しい状態に身を置くと言う単純なことで、なぜ不安を拭い去ることが出来るのだろうか? そのわけは、ある法則─心理学が明らかにしたもっとも基本的な法則のためである。その法則とは、どんなに優秀な頭脳の持ち主であっても、人間は一度に<一つの事>しか思考できないというものだ。

 

あなたには信じられないかもしれない。では、実験してみようではないか。 まず、いすの背に上体を預けるようにして目をつぶる。そして『自由の女神』と明日の朝のあなたの行動予定とを同時に思い浮かべて欲しい。おわかりだろう。一つ一つを<交互に>考えることはできても、二つを同時に考えることはできないはずだ。

 

これと同じことが、感情についても当てはまる。一方で、うきうきした気分で何かに夢中になっていながら、もう一方では、悩みの為に意気消沈するという二つの状態にまったく同時に身を置くことは出来ない。  一つの感情は別の感情を追い払ってしまう。そして、この単純な発見によって軍の精神分析医たちは、大戦中にいろいろと奇跡をおこなってきた。将兵たちが戦場で衝撃的な体験を重ね、『神経症』と呼ばれる状態で戻ってくると、 軍医たちは処方箋に『多忙にしておくこと』 と書き込むのだった。

 

 

これら神経に変調をきたした人たちの起きている時間には、活動が詰め込まれた。ふつうは、魚釣り、狩猟、球技、ゴルフ、写真撮影、園芸、ダンスなどの戸外活動である。彼らにはおそろしい体験を思い出す時間が与えられなかったのだ。

 

『作業療法』というのは、労働が薬剤と同様の効果を持つと診断された際に、精神分析医が用いる専門用語である。だが、別に目新しいものではない。古代ギリシャの医師たちは、キリストの生誕よりも500年も前に、このことを主張していた!

 

世の中には、悩み、憎む暇すら与えられていない人間がいる。そして奇しくも、その様な人たちはその状況が不幸中の幸いで、くよくよとする時間がなかったことで前だけ向いていけて、状況を突破したのである。

 

今日、一日の区切りで生きよ

本にはこうもある。

今日、一日の区切りで生きよ

 

戦時中、わが国の軍事指導者たちは明日の為に計画を練ったけれども、心配をするほどの余裕はなかった。米国海軍を指揮したアーネスト・J・キング提督は、こう述べている。

『私は、最大限の人員と最大限の装備を用意した。そして、それらをもっとも賢明だと思われた作戦任務のために遣った。これだけで渡しには精いっぱいだった。』

 

キング提督の言葉は続く。

『もし艦船が撃沈されてしまったら、もはやその船を引き揚げることはできない。船が沈没しかけていても、それを止めることはできない。私は、明日の問題を少しでも有効に処理するために自分の時間を使っており、昨日の問題で思い悩んでいる暇はない。それに、過去のことにこだわっていたら、とうていこの身が持たない。』

 

 

もし、自分の人生で悩み、憎むことがあるというのなら、その原因はもしかしたら自分にあるのかもしれない。

 

 

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