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オスカー・ワイルド『わずかばかりの誠実さは危険、度を越した誠実さは致命的。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

『致命的』と言うが、別に『命を落としても、それは自分の寿命が来た証拠である』と考えるなら、致命的でもいいのだ。

 

モンテーニュは言う。

 

そういうことである。だが、もし『頑迷さ故に致命的なミスを犯したくない』というのであれば、『不易流行』を知ればいいだけである。変えるべきところは変え、変えないべきところは変えない、という教え、戒め、心構え、教訓である。時流や情勢、桁違いの大河の流れにかかっては、一滴の水は、無力に等しい。立ち向かうことはつまり、致命的である。そういうときは、自分がその『大河の一滴』として出来ることは何か。熟慮したうえで、染められる色や、創れる川の流れを意識し、創造していくのが良いだろう。

 

私の部下には、入社して10年自堕落な生活態度をやめることができない人間がいる。私自身、制裁をしたり、時には殴ったり、あるいは富士登山をしたり日本の世界遺産を全て一緒に見て回ったりと、様々な働きかけをして改善に努めてきた。だが、治らない。これはもう異常者に近いレベルである。例えば、未だに遅刻をするのだ。そしてそれは、この5か月で20回を超えるレベルである。もちろん、発覚している事実だけでカウントしてだ。

 

つい先日、『仕事中の居眠り』が発覚し、それに対する制裁を受けた。しかもそれは、発覚したというだけで、今までもやっていたのだ。その分の制裁も当然受けさせた。当たり前だ。長期的に裏切っていたことは、重い制裁の対象になる。何より、『最初からそう話していた』という事実があったのだ。それがあったにもかかわらず、10年間、嫌というほど様々な方向から働きかけをされてきたにも関わらず、それをやってしまう。これはもう、異常者のレッテルを貼られてもおかしくないのである。

 

居眠り

 

私は最後、必ず言うのがこの言葉だ。

 

男性

誠実に生きろよ。

 

誠実に生きてさえいればすべては解決する。表裏的に生きることもなくなり、誤魔化し、言い逃れ、先延ばしにし、責任転嫁することもなくなり、自分の心に目を向けられるようになるからだ。だが、彼は『不誠実』な生き方をやめられない。そんな彼に対し、今回のオスカー・ワイルドの言葉は当てはまるだろうか。

 

『わずかばかりの誠実さは危険、度を越した誠実さは致命的。』

 

いや、彼にとって最も重要なのは『わずかでも、度を越してでもいいから、誠実さを得る』ことである。不誠実な生き方をすればさぞかし『』だろう。だが、誠実な人生を送ったときに得られる『楽しい』人生とは、比べ物にならない。

 

楽

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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