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ゲーテの名言・格言一覧

ドイツ詩人1749年8月28日に誕生したゲーテは、本名はヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテといい、ドイツの小説家・詩人・劇作家として執筆活動を行いながら、政治家や法律家としても活躍した人物です。ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ画像

名言一覧

164個あります

『救済法をあれこれ持ちだして、一体どういうつもりだ。最上の救済法は、この現在の瞬間を精一杯生きる事だ。』

『人間の運命よ。お前はなんと風に似ていることか。』
『喜んで行ない、そして行ったことを喜べる人は幸福である。』
『時を短くするものはなにか―活動。時を絶え難くするものはなにか―怠惰。』
『自分自身の道を迷って歩いている子供や青年の方が、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。』
『10歳にして菓子に動かされ、20歳にしては恋人に、30歳にして快楽に、40歳にしては野心に、50歳にしては貪欲に動かされる。いつになったら人間はただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。』
『涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない。』
『僕はどうやらこの世における一個の旅人に過ぎないようだ。 君たちとてそれ以上のものだろうか?』
『青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。』
『想像と理念、法則と仮説、この区別を理解することのできない人間は惨めである。』

10。
『私は人間だった。それは戦う者だということを意味している。』
『財布が軽ければ心は重い。』
『若くして求めれば、老いて豊かである。』
『よその国から種を取り寄せ、それを選抜し、蒔くのに時をかける注意深い園芸家であるのは屈辱的なことであろうか。』
『何ごともはじめは難しいということわざは、ある意味では真理かもしれないが、より一般的には何事もはじめは容易だ。』
『自分にできること、あるいは夢に思い描いていることは、すべて実行に移すことだ。大胆であれば、非凡な能力と不思議な力を発揮できる。』
『時を短くするもの―それは活動。時を耐えがたく長くするもの―それは怠惰。』
『いつも遠くへばかり行こうとするのか。見よ、よきものは身近にあるのを。ただ幸福のつかみ方を学べばよいのだ。』
『仕事の圧迫は心にとって極めてありがたいものだ。その重荷から解放されると、心は一段と自由に遊び、生活を楽しむ。』
『人間というものは、自分の欲するままにどちらに向かおうと、どんなこをと企てようと、結局はいつでも、自然によってあらかじめ画(かく)された道に戻ってくる。』

20。

『普通、大勢の言うことを聞くと、まったく真相を聞き出すことができない。』
『興味のなくなるところ、記憶もまたなくなる。』
『人はほとんど知らない時にのみ知っている。知識とともに疑いが強まるのだから。何でも知らないことが必要で、知っていることは役に立たない。』
『才能は静けさの中でつくられ、性格は世の荒波の中でつくられる。』
『天才も不滅ではないということほど、凡人にとって慰めになることはない。』
『身分不相応の生活をする者は、ぼろが出る。』
『人生は、愚者には困難に見えるとき賢者には容易に見え、愚者に容易に見えるとき賢者には困難に見える。』
『真理はたいまつだ。しかも、巨大なたいまつだ。だから私たちは、みんな目を細めてそのそばを通り過ぎようとする。火傷することを恐れさえして。』
『我々の犯す一つの大きな間違いは、原因を結果の間近にあると考えることにある。』
『お前の本当の腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。』

30。
『人が旅をするのは目的地に到着するためではなく、旅をするためである。』
『人間の最大の価値は、人間が外界の事情にできるだけ左右されず、外界をできるだけ左右するところにある。』
『気前がよければ、人から好意を受ける。とくに気前のよさが謙遜を伴う場合に。』
『すべての人間が、自由を得るや、その欠点を発揮する。強い者は度を超え、弱い者は怠ける。』
『豊かさは、節度の中にある。』
『支配したり服従したりしないで、それでいて何者かであり得る人だけが、本当に幸福であり、偉大なのだ。』
『我々は、無常なものを無常でなくすためにこそ存在しているのだ。』
『真の弟子は、知られたものから知られざるものを発展させることを学び、かくして師に近づく。』
『常に時間はたっぷりある。うまく使いさえすれば。』
『若い友人たちにいくらすすめても足りないと思うのは、自己省察を学ぶことです。』

40。

『芸術家は内面から制作に向かわなければならない。』
『愛する人の欠点を美点と思わない人間は、その人を愛しているのではない。』
『自分のなすべき正当なことのみを行なえ。そのほかのことはおのずからなされよう。』
『断るのにあれこれ多くのことを弁ずるのは無駄なこと、相手の耳には拒否の一語しか聞こえていない。』
『人間は重要なことを、決して十分にじっくりとは考えないものである。』
『人間が自己の敵対者の長所を認めるとき以上に大きな利益はめったにない。このことが彼に、敵対者に対する明確な優越を与える。』
『自分を信じよう。そうすればどう生きるかがわかる。』
『本気でものを言うつもりなら、言葉を飾る必要があろうか。』
『人々は人間を実際以上に危険だと思いがちである。』
『人々は理解できぬことを低く見積もる。』

50。
『人は各々自分の流儀に従って考えねばならない。なぜなら、人は自分のやり方によって常に真理、あるいは一生を通じて役に立つ一種の真理を見出すのであるから。』
『自分を他の人の立場に置けば、我々がしばしば他の人に対して感ずる嫉妬や憎悪はなくなるだろう。また他の人を自分の立場に置いたら、高慢や独りよがりは大いに減ずるだろう。』
『世界は粥やジャムからできてはいない。それゆえ、怠け者を気取っていてはならぬ。固い食物も噛まねばならぬ。喉につまってへこたれるか、消化してしまうかどっちかだ。』
『人を賞美するのは、自己をその人の水準に置くことになるのである。』
『現実を直視する心に本当の理想が生れる。』
『能ある者は、そっとだまっていよ。そっとしておいても自ずから現れてくる。どんなに装ってみても結局は人の問題だ。』
『寛大になるには、年をとりさえすればよい。どんな過ちを見ても、自分の犯しかねなかったものばかりだ。』
『最善の努力をしてみよう。その結果は努力しないよりもはるかによい結果が得られるはずだ。』
『人に騙されることは決してない。自分に騙されるのだ。』
『諸君が賢明な返答を望むのであれば、諸君は理性的に質問するのでなければならない。』

60。

『人間のあやまちこそ、人間を真に愛すべきものにする。』
『太陽が照れば塵も輝く。』
『退屈は雑草であるが、いろんなものを消化させる薬味でもある。』
『一つのことが万人に当てはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。』
『ただの1日は間違いと失敗にすぎぬが、それが積み重なって、ある期間になれば結果や成功がもたらされる。』
『ここで今これ以上骨を折っても無駄だ!バラならば、花咲くだろう。』
『思索なんかする奴は、枯野原で悪霊にぐるぐる引きまわされている動物みたいなものです。その外回りには美しい緑の牧場があるのに。』
『ただ はつらつとした活動によってのみ、不愉快なことは克服される。』
『我々に理解できないことが少なくない。生き続けていけ。きっとわかって来るだろう。』
『長い間考えこんでいるものが、いつも最良のものを選ぶとはかぎらぬ。』

70。
『今日という日にまさるものはない。』
『われわれが理解しないことは制御しがたい。』
『すべてを今すぐに知ろうとは無理なこと。雪が解ければ見えてくる。』
『人々のあるべき姿を見て接し、彼らがなりうる姿になるのを助けてあげなさい。』
『人は喧嘩する時、双方とも悪いと感じている。』
『30分ぐらいでは何もできないと考えているより、世の中の一番つまらぬことでもする方が優っている。』
『何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。』
『何事につけても、希望するのは絶望するよりもよい。可能なものの限界を計ることは、誰にもできないのだから。』
『控え目な者は忍耐せねばならぬ。図々しい者は苦悩せねばならぬ。図々しくても控えめにしても、結局負い目を受けることは同じだ。』
『どうあろうと人生常によいものだ。』

80。

『努力する人間の困難な問題は、先輩の功を認め、しかも彼らの欠点によって妨げられないことである。』
『すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら、それ以上進歩はできない。』
『バラの季節過ぎたる今にして初めて知る、バラのつぼみの何たるかを。』
『逸話集や格言集は社会人にとって最大の宝である。もし前者を適当な場所で会話の中に混ぜ、後者を適切な場合に想起するならば。』
『気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。』
『行為の最中にも思考の余地がある。』
『自分の一生の終わりを初めと結びつけることのできる人は最も幸福である。』
『焦ることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる。』
『人はあまりにもつまらぬものを読みすぎているよ。時間を浪費するだけで、何も得るところがない。そもそも人は、いつも驚嘆するものだけを読むべきだ。』
『人間の最大の罪は不機嫌である。』

90。
『他人を自分に同調させようなどと望むのは、そもそも馬鹿げた話だよ。』
『同じ経験を繰り返して話をする人に言えることだが、彼らは経験すべきことの半分も自分が経験していないことを、いつまでもわかっていない。』
『女性を力強く守ることのできる者だけが、女性の愛顧を得るに値する。』
『人間には多くの宝、多くの楽しみが与えられている。しかし人生最大の幸福、最も豊かな収穫は、なんといっても善良軽快な心だ。』
『憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても不思議はない。』
『考えている事を考え抜く事ができない時のみ、人は本当に考えているのだ。』
『自分が経験したことは理解していると思いこんでいる人がたくさんいる。』
『自分自身に命令しない者は、いつになっても下僕にとどまる。』
『立派な目標と偉大な仕事をやり遂げる道は二つしかない。体力と耐久力である。』
『努力する人間の困難な問題は、先輩の功を認め、しかも彼らの欠点によって妨げられないことである。』

100。

『不正なことが不正な方法で除かれるよりは、不正が行われているほうがまだいい。』
『夕方、私は千匹のハエを殺した。それなのに、早朝、私は一匹のハエに起こされた。』
『不可能と思えることであっても、まるで可能であるかのように扱うことだ。』
『名誉を失っても、もともとなかったと思えば生きていける。財産を失ってもまたつくればよい。しかし勇気を失ったら、生きている値打ちがない。』
『一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ。』
『希望は風雨の夜に早くも朝紅をさす。』
『たとえ人の反対を受けても、自分の声がかき消されるなどという心配はさらさらない。』
『自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない。』
『女は決して自分の自然な姿を見せない。』
『人をほめれば、その人と対等になれる。』

110。
『戦の前に敵を見くびるのは愚かなことであり、勝利のあとで敵に追い討ちをかけるのは卑怯なことである。』
『天には星がなければならない。大地には花がなければならない。そして、人間には愛がなければならない。』
『癖というものは抜けないものだ。おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ。』
『人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、自分自身を嫌う心である。』
『批判に対しては、身を守ることも抵抗することもできない。それをものともせずに行動しなければならない。そうすれば批判もやむなくだんだんにそれを認めるようになる。』
『毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。』
『この動揺する時代に自分までぐらつくのは災いを増すばかりだ。おのれの志を守ってゆずらぬ者だけが世の中を作り上げて行くのだ。』
『どんな方法で世界を知ろうと、明と暗の両面があるという事実は変わらない。』
『我々は高みに憧れるが、歩き出すことには無関心だ。山々を望みながら、平らな道を歩きたがる。』
『控え目な者は忍耐せねばならぬ。図々しい者は苦悩せねばならぬ。図々しくても控えめにしても、結局負い目を受けることは同じだ。』

120。

『初恋が唯一の恋愛だ、といわれるのは至言である。というのは、第二の恋愛では、また第二の恋愛によって、恋愛の最高の意味が失われるからである。』
『親として、自分自身に欠けてたものを息子が実現していくのを見たいと思うのは、全ての父親の慎ましい願いなのである。』
『生まれが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要は無い。何世紀も普遍の価値、普遍の名声を保ってきた作品を持つ、過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。』
『誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、強く孤独を感じるときはない。』
『卑怯者は、安全なときだけ威丈高になる。』
『本当の自由な心とは「認める」ということである。』
『とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。』
『自分も犯したことのある過ちなら、人が犯しても好感を抱くものだ。』
『種をまくことは、取り入れほど困難ではない。』
『生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい。』

130。
『発言し、活動しなければならない。多数派に属するか、少数派に属するかはまったくどうでもいいことだ。』
『自分を実際以上に考えることと、真価以下に見積もることは、共に大きな誤りである。』
『常によい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる。』
『何をなすべきか、いかになすべきか、をのみ考えていたら、何もしないうちにどれだけ多くの歳月がたってしまうことだろう。』
『愚者と賢者はともに害がない。半端な愚者と半端な賢者が、いちばん危険なのである。』
『三千年の歴史から学ぶことを知らぬ者は、知ることもなく、闇の中にいよ、その日その日を生きるとも。』
『今の人間は偉大なもののあらさがしをしては喜んでいる。偉大なものを攻撃すれば、その分、自分が偉く思われると信じているのだ。』
『自分の方からできるだけ環境を支配するが、環境からはできるだけ支配されない。人間の最大の価値はおそらくそこにある。』
『真の知識は経験あるのみ。』
『人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ。』

140。

『人間は現在がとても価値のあることを知らない。ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。』
『生きている間は、何事も延期するな。汝の一生は、実行また実行であれ。』
『われわれの心の中にあるいろいろ違った側面が刺激されて、発展し完成するのであって、 やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。』
『大衆は有能な人を欠かすことができない。しかも有能な人は大衆にとって常に重荷である。』
『自ら勇敢に戦った者にして初めて英雄を心から褒め称えるだろう。暑さ寒さに苦しんだ者でなければ、人間の値打ちなんかわかりようがない。』
『虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい。』
『自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。』
『人は、全世界の問題を解決するようには生まれていない。』
『その夢を失くして、生きてゆけるかどうかで考えなさい。』
『密かに清く自己を保存せよ。自分の周りは荒れるにまかせよ。』

150。
『臆病な考えや、不安なためらいや、女々しい足ぶみや、あわれな訴えは、少しも悲惨を救うことができぬ。決して君を自由にせぬ。』
『新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、実に気持ちが良いです。人々は他人のすることばかり気にかけて、自分の手近の義務を忘れがちです。』
『ある種の欠点は、個性の存在にとって必要である。』
『自由に呼吸するだけでは、生きているとは言えません。』
『知ることだけでは充分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは充分ではない、実行しないといけない。』
『急がずに、だが休まずに。』
『考える事は知ることよりおもしろい。しかし、見ることには及ばない。』
『我々はつねに、自らを変え、再生し、若返らせなければならない。さもなくば、凝り固まってしまう。』
『空はどこに行っても青いということを知るために、世界をまわって見る必要はない。』
『自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている。』

160。

『前進をしない人は、後退をしているのだ。』
『最後には、自己を制限し、孤立させることが、最大の術である。』
『あらゆることは、すでにほとんど人によって考えつくされている。しかし大事なことは、それを自分で考えてみることである。』
『輿論に於いて人の誤解されやすいのには驚く。実に驚く。』

164。

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ゲーテの格言と向き合って内省する

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテとは(画像

ドイツ詩人1749年8月28日に誕生したゲーテは、本名はヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテといい、ドイツの小説家・詩人・劇作家として執筆活動を行いながら、政治家や法律家としても活躍した人物です。デビュー作の「若きウェルテルの悩み」はヨーロッパ中に広く知られるほどの大ヒット作となりますが、晩年になっても彼の創作意欲は衰えることなく、生涯に発表した作品の数はとてもたくさんあります。その中でも代表的な作品には、「ファウスト」「ヘルマンとドロテーア」などがあります。

彼の名言には、「涙とともにパンを食べたことがある人でなければ、人生の本当の味はわからないものだ」「自分を信頼すること。そうすれば自分がどう生きたら良いのかが見えてくる」などがあります。とかく毎日の生活に没頭して人生や人間として生きる本質が見えなくなりがちな昨今においては、彼のこうした名言によってはっと我に返らされることもありますし、自分自身がどうしたら良いのか迷った時にも、一筋の光を与えてくれそうな名言がたくさんあります。

ゲーテは日本の文学界にも大きな影響を与えています。明治時代に入って諸外国の書物が本格的に国内に入ってきたことにより、彼の作品が翻訳されて日本で発売され、そうした作品を読んだ島崎藤村森鴎外など日本を代表する作家たちにも多大な影響を与えています。島崎藤村は晩年までずっとゲーテの作品を愛読していたほどで、彼への気持ちを表した「桃の雫」と言う作品も発表しているほどです。