『ヒト』を最適化しよう。

口臭の原因になる歯間の歯垢(プラーク)を掃除しよう!『歯垢を落とす』のであって『歯を磨く』のではない!

『歯垢を落とす』のであって『歯を磨く』のではない

下記の記事にも書きましたが、歯垢(プラーク)は口臭の原因となります。ですから歯磨きをする際は『歯垢を落とす』ことに重点を置き、『歯を磨く』のではないということを覚えておきましょう。そうしないと、

 

  • 硬い歯ブラシで強く歯を磨く
  • 毛先の細かいブラシで入念に歯を磨く

 

等の間違った歯磨きをしてしまい、それで歯を痛めてしまって知覚過敏になったり、あるいは歯に穴が空いて虫歯になるということもあるかもしれません。

 

 

虫歯・歯周病は違うものですが、特に口臭があるのは歯周病の方です。口臭が本格的になるのは、歯周病が悪化してできる、『歯周ポケット』ができてからになります。そして歯垢や歯石が溜まっていると、それは虫歯・歯周病の原因となるわけです。

 

STEP.1
プラークを放置すると歯肉の炎症が起こる
 
STEP.2
歯肉炎が続くと、歯周ポケットができる
 歯周ポケットの中にはプラークがたまりやすく、細菌が棲みつきやすい。
STEP.3
炎症が進むと、セメント質・歯根膜・歯槽骨などにも及ぶ
  それらが破壊されるようになった状態を『歯周炎』と呼ぶ。
STEP.4
歯周ポケットから膿が出て口臭がひどくなる
 
STEP.5
歯がぐらつきだし、最後には抜ける。
 

 

 

そして虫歯になる流れは以下の通りです。

 

STEP.1
ミュースタンス菌が口に入る
 
STEP.2
飲食物の糖分を分解し、グルカンというネバネバした物質を作る
 歯の表面に張り付いてプラークを形成する。
STEP.3
菌が増殖するとバイオフィルムと呼ばれる膜となり歯を覆う
 歯ブラシも抗菌剤も太刀打ちできないほどの強固なバリア。
STEP.4
この絶好の環境の中でミュースタンス菌は糖分を餌に酸を作り、放出し続ける
 
STEP.5
この酸がエナメル質を少しずつ溶かし、歯の表面に穴が開いて虫歯となる
 
STEP.6
エナメル質は人体で最も硬い組織。
 

 

もう一つの流れがこうですね。

 

STEP.1
食事をして口の中が酸性になる
 
STEP.2
エナメル質からミネラル分が溶け出す『脱灰』が起こる
 脱灰が始まるのはpH5.5より下がったとき。
STEP.3
本来は『緩衝能』という唾液の力によって『再石灰化』が行われる
 これによって脱灰した部分が修復される。
STEP.4
しかしあまりにも一日に脱灰が頻発すると再石灰化が間に合わない
 結果的に修復が間に合わず、穴が空きやすくなる
STEP.5
虫歯になる
 

 

 

虫歯はどちらかというと『歯に穴が空いて痛みが出る』のが症状ですが、歯周病は『歯の周りが炎症してニオイを発する』のが特徴です。どちらも悪化すると最後には歯が抜けることになるので、健康な歯をいつまでも維持し続けるためには、常にプラークコントロールを意識することが大切です。

 

先生

プラークコントロールは『歯垢を落とす』のであって『歯を磨く』のではないっていう事実を理解すればかなり強いね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

歯周病リスク以上に口臭がひどくなる

更に、『もう、口臭で悩まない!』にはこうあります。

つまり、単に歯肉炎上プラークの増加に伴う口臭を引き起こす嫌気性菌の増殖によって、アンモニア産生能が増加しただけ(この間に疾患の悪化はありませんでした)と推測されたのです。長期に歯を磨かないことで、歯周病が悪化するよりも、口臭を引き起こす菌の増殖が顕著であることがわかりました。このことから、長期に歯を磨かない場合は、歯周病リスク以上に口臭がひどくなることがわかります。

 

つまり、『長期に歯を磨かない場合は、口臭を引き起こす嫌気性菌の菌が増殖し、歯周病リスク以上に口臭がひどくなる』というのです。嫌気性菌というのは下記の表に書きました。

 

自律神経や環境によって口の中に起きる変化

繁殖する菌 分泌される唾液 ニオイ
交感神経優位 悪玉菌。酸素を嫌う嫌気性菌 ネバネバ唾液(粘液性唾液) する
副交感神経優位 善玉菌。好気性菌脂臭 サラサラ唾液(漿液性唾液) しない

 

 

ネバネバ唾液が好きな悪玉菌で、『ニオイを発する細菌』です。プラークコントロールをしっかり行わなければ、

 

  • 歯周病・虫歯になる
  • 歯周病が原因の口臭が出る
  • 口臭を引き起こす嫌気性菌の菌が増殖し、歯周病リスク以上に口臭がひどくなる

 

という事態を招くことになるんですね。下記の記事にも書きましたが、『歯をみがくのをやめると超健康になる!: 行列ができる名医シリーズ (知的生きかた文庫)』にはこうあります。

日本人の歯はおかしい!?フィンランドでは80歳でも歯が20本以上あるのが当たり前

 

(省略)日本人は『年齢を重ねれば、歯がなくなるのは仕方ない』と考えがちです。しかし、フィンランドやスウェーデンを中心とした北欧の国々では、すでにほぼ100%の人が『8020』を達成しています。やはり、『年を取ると歯がなくなる』のはけっして当たり前の生理的現象ではないのです。

 

私も治療した歯はありますが、プラークを除去することを心掛けてきた結果、今のところ、28本を全部キープできています。歯を失ってしまうのは、プラーク除去を怠ったせいで起きる結果なのです。

 

8020運動
厚生労働省と日本歯科医師会が、80歳になっても歯が20本残っていることを目指す運動

 

 

『健康な歯をいつまでも維持し続けるためには、常にプラークコントロールを意識することが大切』というのは本当のことなのです。『年を取ると歯がなくなる』のはけっして当たり前の生理的現象ではないわけですね。

 

  • いつまでも28本の歯を大切に守り続ける
  • 口臭とは無縁の生活を送る

 

このためには、プラークコントロールが重要になるということです。

 

先生

歯を磨かないとプラークが増えて、歯周病の原因菌よりも、口臭の原因菌の方が増えるわけだね!
なるへそ!

ハニワくん

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