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融資の目的外使用は契約違反?フリーローンと各種融資の違いとは

融資で目的外使用と行うとどうなるのか?

金融機関で融資を受ける場合、融資の目的によって、融資の種類が異なります。個人の場合であれば、

 

  1. 住宅ローン
  2. 教育ローン
  3. 自動車ローン
  4. フリーローン

 

などがあります。そして融資の種類によって、金利や借入金額の上限が異なります。では、もし、融資の目的外使用を行った場合どうなるのでしょうか?

 

なぜ目的外使用が行われるのか?

一般的に考えれば、住宅ローンが一番金利が低く、そして長期間借入する事が可能です。だから本当は、子供を私学の学校に通わせるためのお金とその受験対策の塾代、それから自動車も買い替えたい。でも教育ローンと自動車ローンの2種類の融資を申込みするよりも、住宅ローンにまとめた方がお得。そんなふうに考えるかもしれません。しかし、その場合は、融資の目的外使用となってしない、契約違反の行為になります。

 

そもそも融資には審査があります。住宅ローンの審査を受ける場合には、住宅を購入したという書類を提出しなければいけないので、通常であれば嘘をついて審査に通る事は不可能です。さすがに、住宅ローンの審査で嘘をつき通す事は難しいかもしれませんが、教育ローンであれば可能かもしれません。本来収入の範囲内で学費や塾代は支払う事が出来るけれど、今月はパソコンを購入してしまい出費が多くてピンチだという場合に、教育ローンの融資を受けて、その融資でパソコンを購入するというわけです。

 

金融機関も融資資金の用途を領収書などを提出させ、確認していますが、それでも他の目的に使われていないか?お金の支払い全てをチェックする事など不可能です。ただ、バレないから目的外使用を行ってもいいという訳ではありません。

 

目的外使用が行われているのがバレた場合

目的外使用が行われているのがバレた場合は、契約違反の行為に該当します。そのため当然ながら、契約不履行という形になり、金融機関は融資に関して一括返済を求めてきたり、もしくは金利を引き上げられても、文句が言える立場ではありませんよね。本来融資とは目的別に種類が分かれています。

 

もし、その目的以外の用途で融資が必要な場合には、フリーローンを利用しなければいけません。フリーローンは使用用途を制限せずに、自由にお金を使う事が可能です。しかしその分金利は他の融資と比べて高い金利になっているのが特徴です。

 

法律的にはどうなっているのか?

教育ローン目的で融資をしたけれど、そのお金をもう少し増やそうと思い、ギャンブルに使ってしまった。この場合、実際には目的外使用という形になり契約違反に該当します。では法律的にどのような問題が生じてしまうのでしょうか?借りたお金を借りた本人が、自由に使っても問題はないはずだ。ちゃんと期限までに返済をすれば、金融機関にも迷惑をかけない、そんなふうに思うかもしれません。

 

ですが、契約は民法という法律で守らなければいけないものと定められています。そのため日常生活の中で支障がないと思っていても、もしトラブルに発展した場合、裁判の中で法律違反の行為として、罪が重くなってしまうのです。ギャンブルでお金を増やしてから返済しようという考えでは、まず返済が滞る事は確実です。その時点で、すでに多くの人に迷惑をかける結果になってしまっているのです。金融機関ももし使途がギャンブルのためだったとしたら、絶対に審査に通さなかったはずです。嘘をついてお金を借りて、そのお金を返さないという行為は非常に悪質だとみなされるでしょう。なので、融資を借りる場合は、絶対に目的外使用を行わず、契約違反をしないようにして下さい。

 

融資フリーローンのメリットとデメリットについて

融資には目的別に融資の種類が分かれています。住宅を購入する場合には、住宅ローン、車を購入するためなら自動車ローンという具合です。しかし目的用途が、該当しない場合には、フリーローンという商品が用意されています。ではフリーローンのメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

 

フリーローンとは

まずフリーローンのメリットとデメリットを紹介する前に、簡単にフリーローンの特長について紹介したいと思います。フリーローンとのその言葉通り、融資の目的を問わないローンの事です。担保に関しては、担保が必要なフリーローンもあれば、無担保で借りれるフリーローンもあります。カードローンやキャッシングもフリーローンと同様に、目的を問わずに借りる事が可能です。しかしそれらのローンの中ではフリーローンが1番金利が低いと言えるでしょう。

 

フリーローンのメリットとは

フリーローンのメリットは、キャッシングやカードローンと比べると金利が半分以下です。それに消費者金融よりも、銀行にお金を借りた方が安心という人も多いでしょう。

 

またフリーローンは完済するまで、追加でお金を借りる事が出来ません。それもメリットなの?と思う人もいるかもしれません。しかしカードローンの場合は、返済が滞っていなければ追加でお金を借りる事が可能です。その結果、どんどん元金が膨れ上がってしまい、借金がなくならない借金地獄に陥ってしまいます。対してフリーローンは、追加で借りる事が出来ないため、無駄遣いをせずに借金返済が出来るというわけです。

 

フリーローンのデメリットとは

では次にフリーローンのデメリットについて紹介したいと思います。先ほど金利が低いと紹介しましたが、あくまでキャッシングやカードローンと比較した場合の話です。目的別の他の融資と金利を比較した場合には、金利が高くなっています。そのためあなたの融資の目的が、住宅を購入するため、子供の学費のため、自動車を購入するためと目的が明確な場合は、それに該当する融資の種類を選んだ方が金利が低く負担が少ないと言えるでしょう。

 

またキャッシングやカードローンと比較した際に、フリーローンの融資審査には時間がかかってしまいます。カードローンの場合は、24時間以内、早ければ30分以内に審査結果が出ます。しかしフリーローンの場合は、銀行があらゆる機関を利用してしっかりと入念に審査が行われます。そのため基本的に2~4週間程度審査に時間がかかると思っていて下さい。

 

そのため急なお金が必要な時にはフリーローンでは間に合いません。またしっかりと審査が行われる分、消費者金融の審査と比べて、銀行の審査は審査が厳しく通りにくいと言われています。特にお金の使途が明確ではない、フリーローンの場合は審査が厳しくなる事を確保しておきましょう。

 

フリーローンとカードローンの違いが分からないという人もいるかもしれませんが、この2つは比較するといろいろ違いがあります。どちらが優れていると優劣をつけるのではなく、その時の状況に応じて、自分が一番最適だと思う方法でお金を借りるようにして下さい。

 

ちなみにフリーローンはカードローンと比べると、金利は低いですが、追加融資は行えず、融資までに時間がかかります。対してカードローンは急いでいる人にお勧めで、限度額の範囲内なら何度でも借入する事が可能ですが、金利が高いため、借り過ぎには注意が必要です。メリットとデメリットなどの特長を把握してから、融資は選びようにして下さい。特にフリーローンに関しては使用用途は自由です。ですが、本当にそれは借入する必要があるお金なのか、しっかり考えましょう、安易に借りる事はお勧め出来ません。

 

住宅ローンとフリーローンの融資の違いについて

融資は目的別に種類が分かれています。住宅を購入する場合なら、住宅ローンを選ぶのが一般的です。対してフリーローンは融資の使用目的は自由なローンです。では住宅を購入する際に、住宅ローンではなくフリーローンの融資を申込みする人はいるのでしょうか?住宅ローンとフリーローンの違いとともに説明したいと思います。

 

住宅を購入するなら住宅ローンが適切

まず先に結論から言うと、住宅を購入する際に住宅ローンではなく、フリーローンを利用する人はいません。なぜかというと、住宅ローンとフリーローンとでは融資内容が全く異なるからです。住宅を購入すると分かっているからこそ、住宅ローンでは融資の上限額が高く設定されています。そして借入金額が高いからこそ、負担にならないように、金利は低く抑えられています。特に今年(2016年)に入ってから、マイナス金利がスタートしました。このマイナス金利により、定額貯金の金利は一切に下がってしまいましたが、住宅ローン等の金利には有利に働きます。住宅購入者の負担は減り、今後住宅は購入しやすくなると言われています。

 

話は少しずれてしまいましたが、住宅購入という目的であれば、1000万円~2000万円の融資も可能になります。対してフリーローンの場合は、使用用途は自由とはいえ、例えば海外旅行をするから1000万円融資で貸すなんて事はありえません。住宅購入は人生において一番大きな買い物で、住宅ローンを30年以上返済し続ける人も珍しくありません。

 

それぐらい長期間の返済が一般的なのに対して、フリーローンは年収に対して条件が低く設定されており、また返済までの期間も短いのが特徴です。ですから、住宅を購入するために融資を申込みする場合は、住宅ローンの融資を申込む事が一番適切な方法だと言えるでしょう。

 

フリーローンをしていたら、住宅ローンは通しにくい?

では次に、現在フリーローンをしている状態だとしましょう。フリーローンで借金を抱えた状態で、住宅ローンの融資に申し込むというわけです。当然ながら、融資審査において、他に借金があるという状態は非常に不利に働きます。現時点で借金があるのに、さらに多額の借金を抱える事になって、本当に延滞する事なく返済出来るのか?融資をする際に金融機関が気にする事は、返済能力の有無だからです。

 

もちろん、年収が高く、借りているフリーローンの金額が残り少ない状況であれば、それほど問題はないと思うはずです。しかしなぜこれだけ年収があるのにも関わらず、フリーローンを利用する状況に陥ったのか?と融資担当者は気にします。例えばギャンブルをする、買い物依存症であるなど、問題を抱えているのではないかと推測されるからです。ですから住宅ローンの申し込みをする際には、残り少ない状況であれば尚更、繰り越し返済をして、借金がゼロの状況にしておきましょう。

 

住宅ローンの融資に通らなかったらフリーローン?

例えば住宅ローンの融資をあてにして、住宅を購入し、住宅ローンに申込みしたとしましょう。しかし住宅ローンの審査に通りませんでした。この場合どうすればいいのでしょうか?住宅ローンの審査に通らなかったのであれば、目的を問わないフリーローンでお金を借りると考える人もいるかもしれません。

 

ですが、住宅ローンの融資に通らないという事は、その物件を購入し、現在の年収での返済計画に無理があると判断されたという事です。ここで無理を通して、フリーローンでお金を借りるという選択肢は自分の首を絞めるだけです。それよりも、住宅購入は融資が通らなかった事が理由であれば、キャンセルする事が可能です。一番賢い選択肢は、キャンセルする事です。

 

そして、マイホームが諦められない場合は、例えば駅からの距離や間取りなど何かを妥協し、その物件よりも安い物件を選びなおすか、もしくは、年収額を増やした状態でもう一度住宅ローンの審査に申込みをしましょう。年収を増やす事は言うほど簡単な事ではありません。しかし自分1人ではなく、妻の年収と合わせて住宅ローンに申し込む事は可能です。派遣社員でもパート勤務でも構わないので、妻にも働いてもらい、住宅ローンの融資審査に通りやすい環境を整えましょう。

 

参考文献

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