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融資を申し込んだだけで履歴に残る?途中で取り下げた場合は?(リンク

 

融資申し込みの履歴について

あなたはお金を必要としていて、融資に申し込んだとしましょう。融資審査に通った場合は、借入する事が出来るので、何も問題はありません。では融資審査に落ちてしまった場合に、融資の申し込みをしたという履歴は残ってしまうのでしょうか?

 

融資申し込みの履歴は残る

結論から先にいうと、融資申し込みの履歴は残ります。先ほども言いましたが、その融資審査に通れば、履歴が残っていても何も問題はありません。しかし、その融資審査に落ちた履歴が残ってしまったらどうでしょうか?融資審査に落ちたという事は、また別の金融機関の融資に再度申し込みをする事を意味しています。その時に融資申し込みをして、融資審査に落ちたという履歴は決していいイメージを与える事はありません。なぜなら、何かしらの理由があって、返済能力がないと判断されたからこそ、融資審査に落ちてしまったからです。

 

他の金融機関でも、ボランティアで融資をしているわけではありません。銀行の利益のために融資を行っているため、返済出来ない可能性が高い人には融資をしたくないと思っています。ですから融資審査に落ちたという履歴は、残してはいけないのです。

 

履歴を残さない方法とは?

しかし、融資審査を申し込みして、その履歴を残さない方法なんて存在しません。信用情報といって、金融機関が共有している記録に残されてしまうため、履歴を隠す事は不可能だからです。そのため、まず先に融資審査を申し込みする前に、自分がその審査にどれぐらい通る可能性があるのか判断するため、簡易審査を受けてみましょう。

 

簡易審査で審査に通らないという結果が出た場合は、正直融資審査に通る可能性は低く、いたずらに申し込み履歴を増やす結果になります。例えばあなたが、融資の金利や返済期間の条件がいい順に、片っ端から融資を申し込み、片っ端から融資審査に落ちてしまった場合、申し込みブラックリストにのってしまう可能性があります。申し込みブラックリスト?とは何かというと、短期間で審査NGが多い要注意人物扱いになってしまいます。

 

そのため、融資審査が通らなかった場合は、すぐに次の融資申し込みをするのではなく、まずなぜ融資審査にい通らなかったのか、その原因を追究するべきです。そして原因を取り除いた状態で新たに融資申し込みを行うようにして下さい。また融資申し込み履歴は、一生その記録が残るわけではありません。自己破産や返済の遅延等の記録は長期間残ってしまいますが、申し込み履歴は半年前後で抹消されます。

 

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融資を申し込みする前に相談してみよう

融資審査の基準はいくつかあります。しかし最大の要因は、融資内容と、返済プランに無理がある場合です。例えば住宅購入のために、融資をする場合、年収に対して物件が高すぎたり、また年齢や年数に問題がある可能性があります。一般の企業は60歳で定年退職を迎えます。それなのに、返済完了が70歳までかかるという返済プランは明らかに無理がありますよね。

 

年収に対して、どれぐらいの価格物件なら適正なのか、融資担当者の方が詳しく把握しています。率直に、この条件で融資申し込みを行って、審査に通る可能性はどれぐらいあるのか、担当者に尋ねてみましょう。

 

担当者は融資審査の基準については、尋ねても口を割ってはくれませんが、申込み者がどこを改善すれば審査に通りやすくなるのか、アドバイスはしてくれるかもしれません。どうすれば、無理のない返済プランで融資を受ける事が出来るのか、相談し、納得のいく融資内容で申し込みを行いましょう。そもそも融資は借金の事ですから、借金が増えれば、それだけ負担が増します。必要最低限の金額だけを希望するようにしましょう。

 

融資申し込み取り下げについて

消費者金融のキャッシングの審査であれば、当日中に審査結果が出ます。しかし銀行の融資の場合、融資の種類にもよりますが、審査に2週間~4週間もの期間がかかる場合があります。それだけ審査期間に時間がかかると、事情が変わり、融資申し込みの途中で審査を取り下げたいという状況になる事もあるでしょう。では申し込みは途中で取り下げる事は可能なのでしょうか?また取り下げた時には、申し込み履歴は残るのでしょうか?

 

審査申し込みの取り下げは可能?

まず融資審査の申し込み期間中に、申し込みを取り下げる事は可能です。融資審査の段階では、まだ契約の手続きを行ったわけではありません。契約の手続きは、融資審査に通った後に手続きを行うものなので、契約未成立の状態なので、取り下げても特に問題はありません。ただし、融資申し込み履歴に関しては、途中で取り下げた場合でも履歴に残ってしまいます。

 

また融資申し込み履歴は取り下げた場合でも、融資申し込み履歴取り下げと表示されるわけではありません。つまり、もしこれから別の金融機関に融資申し込みを行う場合の融資審査の際には、履歴を見た人は、この人は融資審査に落ちて、弊社の融資申し込みをしたのだと判断されてしまいます。

 

ですから、申し込みをし、途中で取り下げるという事にならないように、申し込みの段階で情報収集をして、1番融資の申し込みをしたいところから、申し込みをするようにしましょう。

 

融資申し込み取り下げ書

融資申し込みを行う際には、申し込み書を提出する必要があります。そのため、融資審査の最中に申し込みを取り下げる場合には、取り下げ書と呼ばれる融資の申し込みを取り下げる書類を提出しなければいけません。ただ、取り下げる場合は、なるべく早く伝えた方がいいので、取り下げ書の作成に時間がかかるという場合は、先に融資担当者に口頭で、取り下げの旨を伝え、後日郵送で取り下げ書を送る方がいいでしょう。

 

金融機関側から、申し込み取り下げのケースも

私たちが「融資申し込み取り下げ」という話を聞くと、申し込み者が事情があり、融資申し込みを取り下げる事だと認識しがちです。もちろんそれは本人取り下げとして、取り下げの際に1番多いケースです。しかし、融資審査の途中で、金融機関側から申し込みを取り下げるケースもある事を理解しておきましょう。

 

金融機関側からなら、取り下げではなく、融資審査落ちにならないのか?と思う人もいるかもしれません。ただ、年収などの条件は全て融資審査基準をクリアしていても、例えば何度自宅や携帯に連絡をしても連絡がつかない、音信不通になってしまったなどの、明確な理由がある場合は、金融機関側から申し込み取り下げを行う場合があります。

 

融資審査期間は、申し込みを行ってから2週間~4週間近くかかる事があります。もし新しく事業を始めるために融資を行った場合は、例えば商品の買い付けなどで海外へ行くなんて事もあるでしょう。他にももし、融資審査期間中に、交通事故にあってしまった、家族が亡くなり葬式などでバタバタしたなど、事情があって、連絡がつきにくい状況に陥る事もあるかもしれません。ですが、その場合は一言で構わないので、融資担当者に現状を伝え、電話がつながりにくい旨だけでも伝えておくべきです。

 

普通はこれから融資をしようと思っている相手が、いきなり音信不通になってしまったら、返済時にも同じ事が起こるかもしれない。そんな不安を覚え、申し込み取り下げになっても仕方がありません。融資云々という前に、社会人として、当然のマナーだと言えるでしょう。信用出来る相手にしか融資出来ないと考えるわけです。

 

参考文献

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