ポスター画像出典:『映画.com』
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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・
『旅立ちの時』(たびだちのとき・Running On Empty)は、リヴァー・フェニックス主演の1988年の映画。
監督 | シドニー・ルメット |
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脚本 | ナオミ・フォナー |
製作 | アミー・ロビンソン グリフィン・ダン |
製作総指揮 | バート・ハリス ナオミ・フォナー |
出演者 | リヴァー・フェニックス クリスティーン・ラーティ マーサ・プリンプトン ジャド・ハーシュ ジョナス・オブリー エド・クローリー L・M・キット・カーソン スティーヴン・ヒル 他 |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『スタンド・バイ・ミー』のリバーフェニックスが主演。妙に奇妙で違和感のある設定だが、彼の両親がテロリストだ。これは説明が必要だ。主人公の両親のモデルは、1970年代に政府ビルの爆破などのテロ行為を行った過激左翼グループ「ウェザーアンダーグラウンド」の指導者ビル・エアーズと妻のバーナディン・ドーンとされる。2008年、この左翼テロリスト夫婦はバラク・オバマと大変親しい関係が過去より続いていたと報道されたという。
この情報を知っていればこの映画の奥行きが変わってくるだろう。爆破などは相当過激で正当化はできないが、70年代前後のあの頃のアメリカは、国の指導者が狂っていた。まず63年にケネディ大統領が暗殺され、弟のロバートケネディも暗殺。そしてニクソン大統領になり、ベトナム戦争に対する強硬姿勢は続いた。罪のない人間が戦争で命を落とし、多くの人たちがPTSDになる。
そのベトナム戦争のきっかけ『トンキン湾事件』もアメリカが仕組んだことなのだから、これはアメリカの指導者側が国民たちに大きく反対されるのも無理はないと言えるだろう。私とてそういう理不尽な状況で戦争に繰り出されたらそれくらいのことを考えるだろう。少なくとも妄信的に国に従うということは絶対にない。
この映画の主人公は両親ではなく彼らの息子だから、そこに直接は触れない。だが、そういう時代背景を考えると『そんな両親の子供の人生とは』という一つの疑問が浮かび上がるようになり、彼の心境を想像しながら映画にのめりこむのであった。
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