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抽選の多い新上場企業株購入【必勝】テク!複数の証券会社で口座を作る

株式投資で新上場企業株を購入すれば、大概は儲けられます。

しかし、その前に投資家なら知っておいて欲しい事を説明したいと思います。ここでは新株の購入方法と抽選方法に行く前の準備として、新株のについての確認をしたいと思います。

 

新株予約権について理解する

新株の売買は既存株主でない場合は、通常の株の売買よりも多少手間が掛かります。まず、新株を購入するためには新株予約権を購入する必要があります。新株予約権とは、事前に定められた条件で企業に対して新株式の発行、自己株式の提供を請求し、購入できる権利のことをいいます。また会社の取締役や従業員などに対して付与するものをストックオプションといいます。つまり新株予約権さえ持っていれば、前もって決められた価格で株を購入出来ると理解して下さい。そしてこの新株予約権を手に入れるためには、既存株主から購入しそれを保有し行使することで、初めて手に入れることが出来ます。基本的にこの新株予約権はその時の時価よりも安く購入できる場合がほとんどとなります。そのため、かなり投資額を抑えられるという点においてはとても魅力的な方法と言えます。

 

企業側の新株に対するメリットとデメリット

ここで新株に対するメリットとデメリットについて説明したいと思います。まず企業側のメリットについてですが、

 

①安全な資金を調達できる
②特定株主の割合が増える

 

という、2点が挙げられます。①の安全な資金を調達できる点は、新株予約権を発行した企業は、権利保有者がその権利を行使した際に購入した資金を受け取ることが出来ます。この方法で資金を集めた場合、利息が発生せずに資金を集めることができるのです。対して銀行の貸し付けなどで集めた場合は、資金に対して利息が発生するため、これも併せて支払わなければいけません。こういった意味でも前者の資金調達は有益というわけです。

 

次に、②特定株主の割合が増える点についての説明ですが、上場した会社の株はだれでも買うことが出来るため、望まない第三者の購入、つまり投資機関や企業が株を購入することを最も注意しなければいけません。株は保有割合が50%を超えてしまうと企業は買収されてしまいますので、信頼ができる特定株主の割合を増やす意味ではとても効果的となります。

 

企業側のデメリットについてですが、株が希薄化してしまう点です。傾向的に見ても新株を発行した場合、殆どと言ってよいほど、既存株の希薄化に繋がります。希薄化を簡単に説明すると、例えば1000万株の現在の株価が100円だったとして、新規に200万株発行したとします。単純に計算すれば、元々の時価は10億円で、新株発行後は12億になっているように見えます。しかし、企業の価値は新株発行後に直ぐに上がるわけではなく、新株発行の割合分で下がる場合が多いのです。つまり、元々の価値である10億円から発行株数を割った値となるので、83円くらいになるわけです。このように株価が高ければ資金調達が楽になるのですが、株価が安くなると資金調達もままならなくなるのです。

 

権利者や既存株主の新株に対するメリットとデメリット

 

次に権利者や既存株主のメリットについてですが、安く株を取得できる点が挙げられます。通常、企業から新株予約権を受ける場合は基本的にその時の時価よりも安く購入できる場合がほとんどです。この理由は単純で、今の株価より高く買う人はいないからです。具体例で説明すると、現在の株価1200円の株を1年以内に1000円で10万株買う権利を手に入れたとします。この場合の差額は200円×10万株で、2億円分安く手に入れることが出来ます。

 

デメリットですが、

 

①オプション料が発生する
②株式の希薄化がある

 

という点です。①のオプション料が発生するについては新株予約権を獲得する際に、権利に対する料金が発生する事があります。②株式の希薄化については、株の希薄化がおこり株価が下落する場合があります。そのため、既存株主にとっては、厳しく失望売りに繋がる可能性があります。新株はとても魅力的で投資家の間では人気が高くなっているため、早く手に入れたいと逸る気持ちがあるかもしれません。しかしその反面で希薄する等のデメリットも有りますので、特性を良く知り投資家として今後の役に立てて欲しく思います。

 

新株は複数口座を開設しておくと抽選の時に有利です

株式投資で新上場企業株を購入すれば、大概は儲けられるのですが、実際、新上場企業株の購入方法と抽選はどのように行われるかの説明が必要となります。新上場企業株を購入するには様々な条件をクリアしている必要があります。今回、この購入方法と抽選方法について説明をしたいと思います。

 

新株購入前の事前準備

新上場企業株はとても魅力的な物ではありますが、まず、新株を購入するために、新株予約権を購入する必要があります。この方法として既存株主から購入し、これを保有し行使することで、はじめて手に入れる事が出来ます。またこの新株予約権は必ず行使しなければならない物ではありません。例えば、新株予約権を行使するよりも通常購入した方が安く済む場合もあります。つまり購入時に自分の望む株価ではなかった場合は行使しなくても良いのです。そのため、新株予約権の購入費用は掛かりますが、その費用以上に損失を出すことはないという事になります。そしてリスクが少ない割に結果が出るまでの期間が短い事も魅力であるため、低周期で差益を上げることが出来るといった利点があります。

 

新上場企業株の購入方法と抽選

新規上場企業の株はどの証券会社からでも買う事が出来ないという事に注意が必要となります。わかりやすく例を挙げて説明をしますと、ある企業が1万株を新規に発行したとします。この際、その1万株を全員で奪い合うのではないのです。実は、まず証券会社ごとに株を割り当てられ、そこから抽選によって選ばれた人のみ購入が出来る仕組みとなっています。つまり、A証券会社に5千株、B証券会社に3千株、C証券会社に2千株といった形で割り当てられるのです。ですからA、B、Cの全ての証券会社に口座を開設しておけば、それぞれの証券会社で抽選が受けられる権利を持つことが出来るというものです。

 

細かい話となりますが、これは世に出ている全ての証券会社に割り当てられるものではないため、割り当ての無い証券会社も存在するという事は頭に入れて置きたいところです。そのため、確率論となってしまいますが、多くの新株チャレンジを望む投資家は、より多くの証券会社の口座を開設しておくと有利になるという計算です。そしてその抽選方法ですが、総合証券では大口の投資家やお得意様に優先的に割り当てを行っている傾向が強いようです。

 

それに対してインターネット証券は、コンピュータによる完全抽選で当選者を決めているところもあるので、チャンスは誰もが平等にあるようです。証券会社に株式投資者が何人いるかは不明ではありますが、前者については叶わないと考えます。それは、大口と言われる方たちは私たちが考えも及ばないような高額の投資家で有ることは間違いはないためです。ですので、運を天に任せて当たるのを待つしかないです。

 

初値が上昇しやすい銘柄

ここで初値が上昇しやすい銘柄の特長を紹介します。新上場企業は需要と供給が大きく左右します。まず上場する企業に競合他社が少ないような所は、今後の成長力の期待が高まるためより買われやすくなります。しかし、こういった企業は人気の波が激しいようなので新規上場企業が少ない時は、上昇することはほぼ確定となりますが、多くの新規上場企業が出てくる時期は資金の分散となります。そのため、過熱感が薄れる傾向があるようです。

 

次に公募が少ない場合です。公募とは、新株を投資家に勧誘することを言うのですが、この公募数が少ない場合は投資家間で取り合いになるわけです。そのため、競争率が上がりとても初値が上がりやすくなります。新上場企業株へのチャレンジには費用が一切掛からないようですので、余裕資金があるなら、どんどんと挑戦を試みた方が良いと考えます。またこの際、証券会社間で資金移動が必要になるかと思います。そのためネット銀行を作っておくと便利ですが、銀行によっては手数料が一切掛からないところが多いようですので積極的に作成しておくと良いです。

 

参考文献

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