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一般と主婦・学生。キャッシングを利用するときの違いは?

キャッシングの利用、一般と学生と主婦の違い

最近はキャッシングを利用するのに、実店舗に訪れる必要がありません。全ての手続きをネットから行う事ができ、しかも即日キャッシングも可能なので、非常に利便性が高いと利用する人も増えています。利用条件は20歳以上で、安定した収入がある事となっています。では、20歳以上であれば、主婦でも学生でもキャッシングを利用する事ができるのでしょうか?

 

一般と学生、主婦の違いについて

キャッシングは、いろんな人が利用しています。利用条件は20歳以上である事と、安定した収入がある事です。ただ、安定した収入がある事という表現は曖昧ですよね。これは正社員ではなくても、契約社員や派遣社員、アルバイトで生計を立てているフリーターであっても、キャッシングを利用する事は可能です。ですが、学生や主婦は、フルタイムでは働く事ができません。そのためキャッシングは誰でも利用できるといっても、学生や主婦はさすがに無理だろう。そう思っている人もいるかもしれません。ですが、一般の人と比べると借入金額は低くなってしまいますが、キャッシング自体は利用可能です。

 

借入金額の決まり方

キャッシングを利用する時に、いくらのお金が必要なのか、それは人それぞれ異なります。そして当然ながら、必ずしも望んでる借入金額を借りる事ができるとは限りません。借入金額が高くなればなるほど、返済するのが大変になります。そのため、返済能力をみたうえで、借入金額は決められるのです。キャッシングには、総量規制というルールが存在し、借入金額の最大は年収の3分の1までと決められています。つまり年収が300万円の会社員であれば、借入金額は最大で100万円となります。もっとも、ギリギリ3分の1までの借入金額をキャッシングで貸してくれる消費者金融は少ないでしょう。返済されないリスクを抑えるために、あまり大きな負担となる金額は貸したくないわけです。

 

一般のフルタイムで働いている人でも、30万円~50万円程度がキャッシングの借入金額の相場だと言えますが、当然ながら学生と主婦に関していえば、もっと借入金額は低く設定されます。学生の本分は勉強です。そして主婦は、家事や育児がメインとなり、その空き時間を活用してアルバイトやパートを行っています。つまり費やせる時間が少ないため、収入も少なくなってしまうため、借入金額も低く10万円以下が相場となります。ただし、主婦の場合、パートで働いている主婦ならキャッシングは可能ですが、専業主婦の場合はまた話が変わってきます。専業主婦は家事や育児をしていても、収入で換算すれば0円となります。そのため、一部の例外を除き、専業主婦はキャッシングの利用をする事ができません。

 

学生や主婦がキャッシングを利用する場合

学生や主婦がキャッシングを利用する場合、一般の人との違いは借入金額が低いという点にあります。しかし、それ以外のキャッシングの利用方法に関しては、大きな違いはないと言えるでしょう。ただし、学生や主婦がキャッシングが利用する際には、自分が扶養家族であるという事を忘れないようにして下さい。もちろん、キャッシングで借りたお金に関しては、自己責任で返済しなければいけません。ですが、結局学生の場合は借りても自分で返済が出来ずに、親が子供のキャッシングの返済の尻拭いをするケースは少なくありません。主婦の場合は、自分の遊ぶお金が欲しくて借りる人よりも、夫の収入だけでは生活が苦しくて利用する人が大変です。ただ、生活費を補う手段として、キャッシングを利用する方法はあまり賢い方法とは言えません。ですから、キャッシングを利用する前に、パートの働く時間を増やすなど、収入アップの方法を先に考慮してみて下さい。

 

専業主婦でもキャッシングは利用出来るの?

家計を預かっている主婦ですが、夫の収入だけでは生活が苦しい。今月は特に急な出費が多くて、給料日までにお金が足りないという場合、主婦はキャッシングを利用する事が可能なのでしょうか?

 

主婦でもキャッシングは可能?

まず結論から先にいうと、主婦でもキャッシングが可能なケースと不可能なケースがあります。そしてその違いは、専業主婦か、パートなどで働いている主婦かと言う点です。つまり、主婦でも自分で稼いでいる場合であれば、収入に応じた借入金額でキャッシングを利用する事が可能です。ですが専業主婦の場合は、収入がないためキャッシングは難しいと言えるでしょう。ただし、専業主婦ならお金を借りる事が一切不可能という意味ではありません。消費者金融のキャッシングの利用は難しくても、銀行系カードローンなら、専業主婦向けの商品が存在します。

 

これって不思議に思いませんか?通常、銀行系カードローンはキャッシングと、比べると低金利でお金を借りる事が可能です。そのため一般の人も消費者金融のキャッシングではなく、銀行系カードローンでお金を借りたいと思っています。ですが、お金を借りたいと思っても、銀行系カードローンの審査基準が消費者金融よりも厳しいため、諦めて消費者金融のキャッシングを利用している状態なのです。なのに、なぜ収入がない専業主婦がキャッシングの審査を通るのは難しいのに、より厳しい銀行系カードローンの審査には通る事ができるのでしょうか?

 

銀行系カードローンとの違いについて

まず銀行系カードローンでも、専業主婦向けのサービスは限度額が低く設定されているのが特徴です。限度額が低い点に関しては、収入がないため、限度額が高く設定できない理由は理解できます。では、なぜ収入がない専業主婦でも銀行系カードローンの審査に通るのか?というと、妻ではなく夫の収入があれば、夫と妻の財産は共通と考えるために、専業主婦が審査に通るというわけです。でもこの理屈なら、キャッシングだって、夫の収入があれば審査に通るのでは?そう思う人もいるでしょう。ですが、キャッシングでは夫の収入が審査に適用されない理由は、消費者金融のキャッシングの法律に関係しています。消費者金融では、総量規制というルールがあり、借入金額の上限は年収の3分の1までと決まっています。このルールが存在するために、専業主婦は銀行系カードローンなら審査に通っても、消費者金融の審査には通らないというわけです。

 

中小消費者金融なら、専業主婦でもキャッシング可能?

 

話がややこしいと感じるかもしれませんが、大手消費者金融の場合、専業主婦はキャッシングを利用できません。ですが、中小消費者金融を選べば、キャッシングを利用出来るケースがあります。さきほど説明した総量規制のルールは?と思うかもしれません。実は、総量規制のルールには、例外が認められているのです。例外とは配偶者貸付です。先ほど銀行系カードローンが利用可能な理由と同じ考えで、配偶者の年収の3分の1であれば、キャッシングを利用する事ができます。ただし、配偶者貸付を利用する場合には、配偶者の同意が必要で、婚姻関係がある事を証明できる書類が必要です。加えて、配偶者の年収証明書類など、通常のキャッシングと比べると必要書類が多く、手続きが複雑になります。そのため大手消費者金融は手間がかかり、利益率が悪いため配偶者貸付は行っていません。

 

ですが、大手消費者金融はしていなくても、中小消費者金融は配偶者貸付を行っているため、専業主婦であってもキャッシングが可能になるというわけです。つまり中小消費者金融で総量規制の例外として配偶者貸付に必要な書類を提出すれば、キャッシングを行う事は可能です。しかし、面倒な手続きをするのであれば、銀行系カードローンの方が金利が低く、使い勝手がいいため専業主婦に選ばれています。

 

学生キャッシングの特徴と注意点

キャッシングの利用可能な年齢は、20歳以上となっています。つまり20歳以上であれば、学生であってもキャッシングを利用する事が可能だという事を意味しています。最近は学生の仕送り額が減少傾向にあるため、親に養われている学生であっても、仕送りだけでは生活が苦しい、アルバイトもしているけれど、遊ぶお金が欲しいなど、キャッシングを利用する学生が増えたのです。ただし、学生のキャッシングと一般のキャッシングでは、条件が異なります。その違いについて紹介していきます。

 

学生のキャッシングの違いは借入金額

まずキャッシングにおいて、一般と学生の最も大きな違いは、借入金額の違いだと言えるでしょう。一般の場合でも年収の金額によって、借入金額は個人差が大きいものですが、学生の場合は、アルバイトをしていても本業は学生となります。つまりフルタイムで働いている一般と異なり、アルバイトで働ける時間が短い事を意味しています。また学生の場合、年齢的には成人していても、親に養われている身分ですから、最終的な責任は親にあると言えます。そのため、キャッシングを行っている金融機関は、学生に対してもキャッシング自体は行っています。しかし、借入金額は10万円以下になるケースが多いでしょう。どうしても10万円以上のキャッシングが必要だという場合は、どれだけアルバイトで稼いでいるのかが審査の決め手となります。なので年収証明書の提出を求められます。

 

学生ローンとキャッシングの違い

学生がお金を借りたいと思った場合、選択肢は大きく分けると2つあります。キャッシングと学生ローンです。初めて利用する人なら、学生ローンとキャッシングとでは何が違うの?と思いますよね。では2つの違いについて紹介します。まず、借入金額が異なります。先ほどキャッシングで学生は借入金額が低いと言いました。ですが、学生ローンの場合は、キャッシングと比較すると借入金額は高くなります。学生の場合は、原則で50万円以下となっていますが、年収証明書を提出すると100万円まで貸してくれる学生ローンもあります。しかも、学生ローンの方が借入金額が高いにもかかわらず、審査はキャッシングよりも通りやすいと言われています。基本的に学生証と本人確認があれば、審査に通ります。審査に通りやすく、借入金額は高い、これだけ聞けば、学生ローンの方がいいと思う人も多いでしょう。

 

ただし、学生ローンの注意点は、学生ローンの場合は親にバレてしまいます。親元を離れて学生生活を送り、親に心配をかけたくないからこそ、親にお金を送って欲しいと言えない状況でお金を必要としているわけです。当然親にはお金を借りる事をバレたくないわけです。学生ローンなら親にバレてしまいますが、キャッシングの場合は親にバレる心配はありません。キャッシングの利用情報も、個人情報となるために、家族であっても個人情報は漏らしません。ですが、返済が遅れた状態で学生個人に連絡が取れなくなってしまった場合には、実家に連絡される可能性はあります。キャッシングでは本人確認の際に運転免許証などを提出しているため、本籍住所に督促状が送られてしまいます。なので、親に絶対キャッシングを利用している事をバレたくないというのであれば、絶対に遅延しないようにして下さい。

 

学生でもキャッシングが利用できるのは、学生によって非常に助かると感じるかもしれません。もちろん急にお金が入用になり、アルバイトの給料日や親からの仕送りが間に合わないという事もあるでしょう。そんな時に、キャッシングを利用し、お金が入ればすぐに完済するというのであれば、問題ありません。ですが、まるでキャッシングを自分のお金を下ろすような感覚で、利用してしまうのは危険です。借りたお金は高い利息をつけて、返済しなければいけません。キャッシングの返済に追われて、アルバイトを増やし、大学を休みがちになり、単位を落として留年するという事になれば、授業料と生活費を1年余分に支払う事になり、キャッシングの借入金額に及ばないほど、多額な負担額を強いられる事になってしまいます。

 

参考文献

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