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『リズム・セクション』 レビュー(感想)と考察

『リズム・セクション』

ポスター画像出典:『Amazon

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

ブレイクライヴリーが美女なのは誰もが分かるが、彼女がこのように『戦う女』を演じられるのかどうか、厳しい目で見られることになる。彼女は彼女のニーズがあり、路線がある。それを引き受けてきたからこそ成立していた。

 

例えばマイケル・ジョーダンがバスケの神と言われ、圧倒的にその世界で受け入れられるが、野球界では違ったように、人には人の舞台がある。だが俳優としてはそこが一つの鍵となる要素で、『同じ役ばかりになってしまう』ことは、役者としてマイナスとされる。例えばアンハサウェイは『プリティプリンセス』で王女様の印象が抜けきれず、徐々に下火になっていった。

 

せっかく浸透した『自分らしさ』を壊す必要があるというのは、日本で言えばダウンタウンがよく言っている『大阪と東京で、二度売れないといけない』ということに近いかもしれない。

 

だがジョーダンの例で見て分かるように、彼はバスケと野球で二度売れる必要はない。また、アンハサウェイも王女の役が永遠に続けられるのであれば違う役をやる必要はない。しかし、役者というのは毎回違う作品に出演し、毎回違う役になり切る必要があるので、言うなれば『二度』ではなく、むしろカメレオンのようにその都度その都度役になりきって、それらで全く違う顔を見せなければならないのだ。

 

オードリー・ヘプバーンは、70年という月日が経った今でも圧倒的1位の人気で、『美女No.1』に選ばれる実力を持つ。だが、それは決して彼女の容姿だけを評価しているのではない。やはりそれだけ時間が空き、人生の幕も閉じていれば、評価もしやすいし評価するだけの情報がたくさんある。だが、彼女の場合、その豊富な『評価しやすい要素』が揃う中で、それを全て整理して総合的に考えても、『彼女は美しい女性だった』と言わざるを得ないのである。

 

ヘプバーンの言葉にこういうものがある。

 

このような言葉を口に出せるほど、彼女は容姿以外にも洗練されたものを持っていた。そして、

 

ティファニー
ローマ
シャレード
暗くなるまで待って
マイフェアレディ
パリの恋人

 

と、シリアスからコメディ、難しいダンスや盲目の人など、実に様々な映画で違う役になり切って、見事に作品を完成させ続けた。では、ブレイクライヴリーはどうか。彼女の容姿が美しいのは分かっている。『アデライン』ではそれがハマった。だが、いつまでも容姿頼みでは通用しない。そこで、今回のような映画が彼女にとっての試金石となる。結果、どうなったかということは、各々の感想に任せたい。

 

 

『この映画のジャンル』

復讐、テロ

 

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