Categories: レビュー

『A.I.』 レビュー(感想)と考察

『A.I.』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

 

RECOMMENDED(オススメ)

この映画は運営者のオススメです。

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

運営者

※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

アイロボット』という映画とこれが同じ作品だと思い込んでいて、観ていなかった。実際には全然違う作品で、かつスピルバーグ作品という見逃せない要素だった。元々はキューブリックの企画で、スピルバーグが監督を任された経緯があるらしいが、一度断り、彼が死去し、死後にスピルバーグがメガホンを取ることを決意した流れだ。つまり、キューブリックとスピルバーグのほぼ合作みたいな映画なのだ。

 

ホラーのような緊張感と、宗教のような教訓性、役者の使い方に世界観、これはとても深遠な映画だった。だから、アメリカでは興行的に失敗したらしい。なぜならアメリカでは難解な哲学映画としてマーケティングされたからだ。だが、日本は成功した。日本では「母とロボットの愛」として宣伝されたからだ。

 

『眠たい時には哲学を読め』というが、世界中どこに目を向けても、難解な話は敬遠されるものである。『楽、得、安全』に支配されているのが人間というものだ。そんな中、『母と子の愛』という普遍的なテーマは、『安全』と『安心』を与える。日本ではジブリ映画が人気のトップを占めるが、あの映画の根幹にあるのもそうしたテーマが多い。『だからヒットしている(多くの人に訴求出来、多くの人の心を動かすことができ、多くの売り上げを上げることができている』のである。

 

とにかく、観るべき映画というものはこういう映画だ。教訓性とエンタメ性が強く、まるで『確かに存在するもう一つの世界線』を見て自分たちの現在の人生を俯瞰視できるような、『資料』とも『アトラクション』とも言える、名作である。

 

『この映画のジャンル』

AI

 

『その他映画コンテンツ』

 

IQ

I drew illustration. Thank you!