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『カラー・オブ・ハート』 レビュー(感想)と考察

『カラー・オブ・ハート』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

 

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『レビュー(感想)と考察』

白黒映画というのは抵抗があるものだが、意外と観ていくとすぐに慣れて気にならなくなる。だが、かといって白黒映画がすべて面白いわけではないので、今回もどう転ぶかが一つの鍵となる。

 

例えば、同じトビーマグワイアの『さらば、ベルリン』は、豪華キャストの割には内容が渋すぎるため名作とは言えない出来だった。『アーティスト』や『シンドラーのリスト』は名作になったが、白黒になるならそれ相応の理由がなければならず、ベルリンの場合はその理由がそこまで大きくなかったため、首をかしげる結果となった。

 

戦中だからというシンドラー。サイレントからトーキー映画に代わる時代を描くアーティスト。では、今回はどうか。50年代の白黒テレビドラマ『プレザントヴィル』に夢中のオタク気質の青年を演じるトビーマグワイアが主演のこの映画は、無理なく白黒の世界観をうまく映画の中で演出できていると言えるだろう。

 

犯罪も無ければドラッグも不倫もセックスもないテレビの世界。この『純粋な世界』というのがまた、哲学的なテーマを含んでいてよかった。要は、この世界も最初はこういう純粋な世界だったわけだ。そして殺人が起き、結婚というルールができたことによって、不倫という概念が生まれる。

 

その意味でこの映画はまるで『青い珊瑚礁』とか『ブルーラグーン』を観ているような感覚を得られる教訓性がある作品と言える。

 

 

人間に『それら』は本当に必要なのか。私などは常々そうした究極のテーマを考えている人間だから、ディカプリオ製作の映画『THE11hour』による主張が、人一倍身に染みたわけだ。これらを通して考えると、『ネオン』や『化粧』、そして『映画』も含めたこうしたエンターテインメントさえも、人間界に必要なのかどうか首をかしげることになる。

 

確かに、カラフルな世界は華やかだ。そうじゃなければつまらない。だが、彼が憧れた世界は『白黒』であり、彼にとってはそれでも十分華やかだった。

 

この世界に『色』は必要?それとも。

 

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