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ストレスをストレスと思わなければうつにはならない

うつ病の対策としてストレスを避けたいけど、何をしてもストレスを負うことになると思うんだけど?

いいえ。ストレスをストレスと思わなければうつにはなりません。

例えば、あなたが『ストレスではない』と思っていることも、実際にはストレス(負荷)がかかっています。全ては考え方ひとつです。

先生

ストレスは負荷。負荷は筋トレや仕事や人間関係。…だけではない!運転もゲームも食事もお風呂も、全て負荷なんだ!つまりは考え方次第だね!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

『回復=元の生活に戻る』ではない

この記事は、

 

うつ病の克服に最も重要なキーワード『重荷を取って軽くする』

 

と併せて考えていきたい。『うつ病治療に有効で必要不可欠な知識。間違った認識を改めよう』にも書いたが、

 

『回復=元の生活に戻る』ではない。

 

ということを覚えておきたい。ということは、最初は『A』だったら、『B』に変化することを検討しなければならない。つまり、

 

  • A=ストレスに弱い人格
  • B=ストレスに強い人格

 

であった場合、Bの人格に変化する必要があるのだ。あるいは、こうも考えられる。

 

  • A=ストレスを溜めやすい生活態度
  • B=ストレスを寄せつけない生活態度

 

それは例えば、

 

うつ病予防・治療に役立つ『自然との向き合い方』

 

こういった記事を確認していけば、見えて来ることである。

 

先生

『回復=元の生活に戻る』ではない。つまり、人格Aだった人は、人格Bに変化することが問われているね!戻るんだったら、Aに戻っちゃうわけで、そのAってのが『ストレスに弱い人格』だったんだから!それじゃ繰り返しになるよね!
なるほど、リニューアルするイメージっすね!孵化とか、脱皮みたいな!

ハニワくん

人間が完璧になどなることはできない。そこに気が付くのが完璧な人間の姿

自分が、『ストレスに強く、ストレスを寄せつけない、ストレスとは無縁の人間』であれば、うつになるまでため込んで疲弊することはない。『真面目で完璧主義がうつになる。だが、完璧な人間など最初からいない』にも書いた様に、人間が完璧になど最初からなることはできないのだから、そこに気が付くのが完璧な人間の姿である。

 

宮沢賢治は言った。

 

自分が本当に『真面目な性格』だというのなら、人間の実体についても真面目に直視するべきである。そうすれば、『人間も含めたあらゆる生命は、基本、ストレスに弱く、それを溜め込んでしまうと心身が正常ではいられなくなる』という事実や、『休息が必要である』という事実が、必ず浮かび上がってくるはずだ。

 

そこに辿り着かない様では、真面目で完璧主義な性格とは言えないのである。

 

 

この広い宇宙の果ては何か、それを作ったのは神なのか、そうじゃないなら何なのか、人類の終わりは、地球の終わりはいつか、自分が死ぬタイミングはいつか。

 

そうしたことが何一つわからないようでは、完璧だとは言えない。つまり、矛盾している。自分は優秀で、真面目で完璧主義な性格であると自負していても、そこにいるのは単なる無知で偏った単なる一人間である。

 

先生

『完璧』っていう言葉を使うなら、『神』と同レベルじゃないとおかしいよね!神が『神様』なのか『真理』なのかはおいておいて、人間の理解をはるかに超越した存在であることは間違いなく、分子から宇宙サイズまでのすべての森羅万象を理解している必要があるね!
たしかに、完璧ってなるとそれができないと矛盾するっす!

ハニワくん

人間は最初から、無知で無力

ドイツの詩人、シレジウスは言った。

 

人間の能力である『思考』は、コントロールが出来ないならば、母体を破滅の方向へと運ばせることもある。人は、思考を得た。それは、特権だ。その特権を乱用してはならない。人間は最初から、無知で無力なはずだ。それなのに、優秀で、真面目で完璧主義であるなどと、思い上がりも甚だしいのである。

 

自然に任せるのだ。花や、草木や、動物の様に。やがては朽ちるだろう。だが、それは最初から決まっていたことなのだ。我々は、与えられた命の日数の間の骨折る労苦のうちに、食べたり飲んだりする。それだけで十分幸せを感じることができるはずだ。生きてるだけで、丸儲けなのだ。

 

先生

考え方をコントロールする必要があるよ!それが義務だからね!だって人間の権利を死ぬほど行使しているんだから、動物も殺して食べてるし、車で走ってる道路を作るときに、たくさん昆虫を殺してるんだからさ!資源の無駄遣いや温暖化にも加担してるし!
途上国の人は食事を食べれずに亡くなることもあるっす!

ハニワくん