名言を自分のものにする

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人生という選択肢


タバコ 1箱/1日 320円/日 9,000円/月
美容院(カラー有り) 1回/月 16,000円/1回 16,000円/月
日焼けサロン 1回/2週間 3,500円/1回 7,000円/月

ブランド物 2~3着/月 約15,000円/1着 30,000円/月
お酒 2~3回/月 5,000円/1回 15,000円/月
夜遊び 3~4回/月 約10,000円/1回 40,000円/月
誕生会 1回/月 約15,000円/1回 15,000円/月

プロテイン/サプリメント 25,000円/月 25,000円/月


合計 約150,000円

これにプラスして、最低限の生活費、
家賃、食費、医療費、通信費、交通費、光熱費
が加算された額が、起業前、約6年前の自分の総支出である。
この支出から見えてくる当時の心境と言えば、実に『刹那』。
自分の糧になり、層となっていくものが何一つない

タバコや、日サロや、夜遊びのことなど、記録に残せない。
むしろ、タバコは吸い続ければ体を悪くし、
日サロも、定期的に肌のトラブルを巻き起こす紫外線を浴びているだけだし、
お酒は、飲み続ければ強くなるが、やめればすぐに弱くなるし、
継続していても金がかかるだけだし、何より太ってしまうし、体を悪くする。
飲めないのにテキーラやウイスキーを一気飲みばかりし、暴飲暴食を
繰り返していたあの頃は、病院で『脂肪肝直前』と告知されたほどだ。

更に個人的には、酔った勢いで更に刹那的になるため、リスクが大きすぎる。
ブランド物は、一見すると物として残っていきそうだが、
私が買っていた物は、例えば『プラダスポーツ』のような流行りすぎた物で、
あそこまで流行ったら、群を抜いて時代遅れが目立ち、着れないため、
結局刹那的なものだったのだ。

刹那、つまり、その場だけ華やかになるかもしれないが、すぐに消えて、
自分の層が厚くならない。
むしろ、"体や精神に悪い層"が蓄積されていたと言っても過言ではない。
誕生会についても、仲間が多く、月に一度楽しめる場があったのはいいが、
時が経つのと比例して成長をしていなければならない
という私の考えとは裏腹に、
仲間は何も変わらないまま、むしろ、変わろうとする仲間の足を引っ張り、
『いつまでも自分達は同じ場所で対等でいよう』
という綺麗事を表面に、本心は、
(お前が成長してしまうと、自分の停滞が浮き彫りになる)
というもので、
いや、たしかにその気持ちはわからなくもないが、
『心のブレーキの外し方』

にもあるように、『無意識にでも仲間の成長の足を引っ張るような人間は、
そもそも、"仲間"ではない』のだ。
つまり、一見すると人生を鮮やかに彩るイベントのように見えるが、
自分のプラスになっていないとわかっていながらもそれにしがみつくのは、
ユニクロ社長、柳井正が
『プロフェッショナル・マネージャー』

で解説するように、
『成功したベンチャー企業の経営者は、なぜか業界団体に集い、人脈を
広げると称して、夜の会合やパーティに好んで出席する人が少なくない

『人脈』といっても、その人が自分を信頼してくれるという状況にならない
限り、人脈があるとはいえない。
人脈をつくるには、自分の本業に専念することで信頼してもらうしかない。
本業で結果を出せば、全然知らない人でも、訪ねれば会ってもらえるし、
どんな質問にも答えてくれるものだ。』
ということで、
つまり、カンブリア宮殿でサイバーエージェントの藤田社長も言っていたが、
『結局パーティに参加する人って、"さびしい"だけなんですよね。』
ということなのである。
"さびしさを穴埋めする"

のと
 "自分の層を厚くする"

ことは、同じ意味ではないのだ。
従って、そこに投資する"お金"も、"時間"も、無駄だと私は判断した。
もちろん、距離を置いたときから、切磋琢磨できるならいつでもしたいと、
思っているが、たまに会っても相変わらず友人は、刹那的だ。
こういうことを考えて、今の支出は下記のようなものに変わった。
本 2冊/月 1,500円/1冊 3,000円/月
美容院(カットのみ) 1回/月 7,000円/1回 7,000円/月
映画鑑賞 1回/1週間 1,500円/1回 二人分 12,000円/月

ゲーム 1本/月 7,000円/1本 7,000円/月
スパ 2~3回/月 2,000円/1回 6,000円/月
外食 4回/月 約10,000円/1回 40,000円/月
アイテム 1~2回/月 10,000円/1回 10,000円/月

クエン酸/サプリメント 12,000円/月 12,000円/月 

合計 約100,000円
その差は、実に 約50,000円
なんと、50,000円の支出を抑えられているのにも関わらず、
その全てが記録に残せたり、知層となって糧になったり、
あるいは、健康な体を構築したり、継続・循環させるものであり、
なにより、人生の幅が広がっているという認識が、刹那的な過去に比べると、
圧倒的に大きくなっているのが分かる。
この支出差は4カ月待てば、約200,000円にもなり、
年に3回の海外旅行も可能になるのだ。

人生を、どう考えているかで、その人生は大きく内容が変わる。
人生に目標がない人は、人生をどう生きればいいかを考えないため、
"さびしさを穴埋めする"

のが、人生の日課になる。
なぜなら、全ての人生や、生命の一生は、儚い。
生命の一生と、儚さ虚しさ、つまり、寂しさは切っても切れないもの。
だからその一生に目的、目標を定められない人は、ただただその数奇な運命に
身を委ねることになるため、そうなってしまう。
だが、
自分の人生を考えていて、どう生き、どう死ぬかを考えた人は、
"自分の層を厚くする"

ことにより、悔いのない人生を送るのが、人生の日課になる。
一生というたった一度の出来事に、
『向かっていく』
か、
『追われるか』
"主体的"
で在るか、
"反応的"

で在るか。
あなたは、どういう人生を送ることが、
悔いのない人生につながるのだろうか。

 

 


by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)
サルベージエンタープライズ株式会社代表取締役社長。
1983年、東京都生まれ。


人生という選択肢

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