『ヒト』を最適化しよう。

騒音で眠れない!どんな対策がある?

快眠のために必要な環境

人が快眠するためにはその環境を整えることは避けて通れません。

 

明るさ、室温、体温、寝床内環境

まずは明るさですが、当然蛍光灯でガンガン照らされているよりは、真っ暗の中で寝た方がよく眠れます。それには快眠物質のメラトニンの分泌も影響していて、明るいとこの分泌が抑えられるので、そもそも睡眠しづらいのです。インテリアの色も関係しています。やはり、赤や派手なピンクのような刺激的な色は、神経を刺激してしまって興奮、覚醒の状態に近づきます。パステルカラーやアースカラーのような落ち着いた淡い色でインテリアをまとめることも重要です。

 

寝室の『灯り』や『色』を最適化し、良質な睡眠を得よう!(インテリア、カーテン、アイマスク)

 

それから、室温も大事です。室温がマイナス20℃であれば寝るに寝られません。逆に50℃であっても眠れません。ということは、適切な室温というものが存在するわけですね。部屋の温度というのは『25~26度』が快眠にとって最適な温度で、湿度は『50~60%』です。夏でも冬でもこの環境を意識することが大事です。

 

 

また、『寝床内環境』ですが、布団の中の環境は『33±1度、湿度50%程度』が理想の睡眠環境です。室温だけじゃなく、布団の中の環境も最適化する必要があります。

 

寝具を最適化して頭痛・腰痛・肩こり・寝違えを予防!寝床内環境と室温も同時に最適化しよう!

 

また、体温も重要です。深部体温リズムがずれると、夜、体温が高い状態で寝ようとして寝つけなかったり、朝、体温が低い状態で起きることを強いられたりして、睡眠の質がガクンと低下してしまいます。睡眠に向けて、深部体温は夜に向けて徐々に下がり始めます。一方皮膚体温はその逆で、昼に低くて夜に高くなる傾向があります。これらの温度差は最大で『2℃』ほどなのですが、この温度差が縮まるほど人は眠気が強くなります。つまり、『深部体温』を下げ、『皮膚体温』を上げることで差を縮めることができ、眠気を強くすることができるわけですね。

 

熟睡に必要な体温は?睡眠の質を上げる入浴法と、冷え性に効果的な湯たんぽの使い方

 

先生

眠るために揃える環境は細かく決まっているんだね!
たしかに!

ハニワくん

 まとめ✔
  1. 明るさ、室温、体温、寝床内環境を最適化しよう。

気になる音がすると眠れない

例えば、シーンと静まり返った寝室でスヤスヤ寝ようとしていた中、上の階から定期的に『コンコン…コンコン…コンコン…』というノックのような音が聞こえ続けたらどうでしょうか。それが気になって眠れませんよね。

 

また、音で睡眠が妨げられないのであれば、目覚まし時計で起きるからくりが説明できませんよね。火災報知アラームや、地震のアラームで起きられないと問題も起きてしまいます。しかし人はそれらの音で起きることができます。また、朝、掃除機をかける音や、目覚まし時計や、何かの物音で起きてしまうことがあることを考えてもわかるように、人は『音』によっても睡眠を阻害されるわけですね。

 

 

『不眠症の科学』にはこうあります。

寝室の音が40デシベルを超えると、寝つきが悪くなり夜中にも目覚めやすくなります。浅い睡眠が増えて睡眠尾深さがひんぱんに変わるようになり、目覚めた時の爽快感が減って睡眠感も悪くなります。

 

壁にある電気のスイッチのON/OFFをいじるだけでも、パチンと音がして、40デシベル以上の音がします。

 

  • 時計の秒針が刻む音
  • 冷蔵庫の音
  • エアコンの音
  • 上階や隣人が出す物音

 

こうした音次第でも、快眠は妨げられることになります。

 

おもな生活騒音の大きさ

種類 音量(デシベル)
家の外からの音 子供の駆け足 50~65
車のアイドリング 65~75
ドアや窓の開閉音 70~80
人の話し声(大声) 90~100
犬の鳴き声 90~100
家の中の音 エアコン 40~60
温風ヒーター 45~55
人の話し声(日常) 50~60
テレビ 55~70
風呂または給排水音 55~75
洗濯機 65~70

 

このあたりの音は全部40デシベルを超えていますから、何か少しでも音が鳴るようなものが近くにあると、それだけで人の睡眠は妨げられます。ですから、騒音は環境基本法で定義されている『7公害』の一つであり、住宅地では夜間45デシベル以下と定められていて、環境基準が設定されています。

 

参考 「公害」とは総務省|公害等調整委員会

 

しかし例えば、線路の近くに住んでいる人はどうでしょうか。飛行場の近くに住んでいて、夜の仕事をしている人はどうでしょうか。木造の家で、上や隣に住む人と生活のリズムが違っていたらどうでしょうか。そういった様々な差異ある環境を考えると、実際に、睡眠時に音の最適化ができている人というのも、そう多くはないかもしれません。

 

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