『ヒト』を最適化しよう。

熟睡に必要な体温は?睡眠の質を上げる入浴法と、冷え性に効果的な湯たんぽの使い方

末端を冷やしてはいけない

そもそもなぜ末端だけ冷えてしまうのでしょうか。『悩み別 女性のカラダを整える300の方法』にはこうあります。

寒くなると特に感じやすくなる手足の冷え、血流の流れをよくすることが大事

『冷え性』と聞いて、多くの人が真っ先に重い壁るのは、まるで自分のカラダの一部ではないかのように冷たく、感覚がなくなってしまった『手足』ではないでしょうか。人間のカラダは、生命維持に必要な内臓をまず温める特性があるため、手足などの末端が冷えやすいのです。

 

生命維持に必要な内臓が優先されて、手足などの末端は後回しにされるわけですね。人間のカラダには往々にしてこういう現象が起きやすいです。例えば、F1レーサーが時速300㎞を超える速度で転倒したとき、まず最初に『色』が消えて白黒になり、『スローモーション』になると言います。

 

それはその究極の状況でまず最初に脳が色の識別が無意味だと判断し、生きることを何よりも優先した結果だと考えられています。同じように『火事場の馬鹿力』もそうですね。実は成人男性なら本当は500㎏の重さを持ち上げられるのですが、それをやってしまったら筋肉が破損してしまうので、普段はブレーキがかかっています。

 

しかし、という土壇場ではそうも言ってられず、リミッターがカットされます。バイクなどの乗り物にもリミッターはついていますが、『リミッターカット』という改造をすると、実は原付バイクでも60㎞以上の速度を出すことができるようになります。それと同じように人間のリミッターも土壇場によってカットされ、その瞬間ではオリンピック選手を上回る身体能力を見せることがあるわけですね。

 

 

足を温めて免疫力を上げよう

またこの『足を温める』という私の行動はとても理にかなっています。『血流がすべて解決する』にはこうあります。

足を温めて『冷却システム化』を防ぐ

(省略)血流の働きの一つに、熱を運ぶということがあります。内臓や筋肉でつくられた熱を全身に運ぶのですが、足で血液が動かずに止まってしまうと、全身はどんどんと冷えていきます。お風呂のお湯をはりっぱなしにしておくと、どんどん冷めていくのと同じです。冷えると今度は、熱ではなくて冷えを全身に運ぶことになってしまいます。これでは、いくら体を温めようとしても効果がでるわけがありません。つまり、足に全身を冷やす冷却システムをもっているようなものです。足で冷やされた血液を第二の心臓であるふくらはぎから全身に向けて送り出しているのですから。

 

ここでふくらはぎが『第二の心臓』と言われているのは、ふくらはぎが心臓と同じように、ポンプのように血液を全身に送り出す働きをするからです。もし末端冷え性などで足が冷えてしまうと、ふくらはぎのポンプでその冷えが全身に回ってしまい、そして体全体が冷えてしまうのです。特に女性はこの現象に注意をしなければなりません。この冷却システムによって一番ダメージを受けるのは『子宮・卵巣』だからです。

 

STEP.1
体が冷える
STEP.2
生命維持に必要な内臓をまず温める必要がある
 
STEP.3
手足等の末端は後回しになり、末端冷え性の症状が出る
 
STEP.4
足が冷えるとふくらはぎから全身に『冷えた血液』を流す
 
STEP.5
一番ダメージを受けるのはすぐそばにある『子宮・卵巣』
 

 

体が冷えると機能は低下します。特に女性は『低下しては困る機能』がたくさんあるので、冷え対策は万全にしなければなりません。『免疫力を高める「副交感神経」健康法』にはこうあります。

『体の冷え』があらゆる病気の元凶になる理由

(省略)このように、『冷え』がたくさんの症状や病気の原因になる理由を一言でいえば、体が冷えることで血液の流れが悪くなるからです。そして、冷えるとなぜ血液の流れが悪くなるかというと、自律神経が冷えに反応するからです。体は、『寒い、冷たい』といった、なにかしらの寒冷刺激を受けると、最初に交感神経が優位になって、手や足などの末梢部の動脈が収縮します。こうして動脈を収縮させて、血液を胸やお腹などの体幹部に集めて深部体温を維持し、大切な内臓を守ろうとする反応が起きます。この反応が、結果として全身の血流を悪くしてしまうわけです。

 

つまりこういうことです。

 

STEP.1
『寒い、冷たい』といった、なにかしらの寒冷刺激を受ける
 
STEP.2
交感神経が優位になって、手や足などの末梢部の動脈が収縮する
血液を胸やお腹などの体幹部に集めて深部体温を維持し、大切な内臓を守ろうとする。
STEP.3
この反応が、結果として全身の血流を悪くしてしまう
 
STEP.4
また冷えが長く続くと交感神経が緊張する
自律神経のバランスもどんどん崩れる。

 

冷えは自律神経の乱れ、交感神経を優位にさせてしまう大きな原因の一つです。また、更に下記の記事に書いた表にあるように、冷えは様々な病気ともつながっていますので併せてご確認ください。

 

ストレスや自律神経の乱れ、そして冷えも口臭の原因だった!

 

  • 交感神経が優位=緊張、不安
  • 副交感神経が優位=リラックス

 

ですから、睡眠時は副交感神経の方が優位になっていなければなりません。しかし冷えてしまうと交感神経の方が優位になってしまいます。それも冷えで眠れない理由の一つです。