名言を自分のものにする

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ホームとアウェイ


ある日社員がブログに書いた、
『知らないことばかりで辛い』
ということは、ネガティブな考え方である。
人間、アウェイな分野に飛び込めば、知らないことだらけなのが、普通である。
その中で、負けん気意識を持ち、『やってやるぜ』と魂を燃やすことができるか。
その『自己効力感』、『エンスージアズム』が、向上する男には必須なのだ。
物事がうまくいっている時、ホームにいる時に調子がいいのは当たり前なのだ。
気をつけなければいけないのは、そのホームとアウェイの感覚だ。
ホームにいて調子に乗ってふんぞり返ってしまってはいけない。
そんなことをしたら自分の可能性を狭めるだけだ。
向上する人間にとって、試練、アウェイというものは次々にやってくる。
いや、やってこなければいけない。
自分から、向かっていかなければならない。
一生のパートナーのようなものだ。
それぞれ得意、不得意というものがある。
サッカー選手は、バスケットボールでは活躍できない。
ホームとアウェイの感覚を忘れてはいけない。
しかし、もし『ホームにいると充実するし、やるきがみなぎる』という感覚を感じる
のであれば、それを応用しない手はないだろう。
つまり、そこがどこでも、その場所がアウェイでも、『ホームに変えてしまえば』、
自分をコントロールできるのだ。
世界中のアウェイが自分のホームグラウンドだったら、もうどこにいても何をして
も、自分のことを動機づけられることができる。
その意識のコントロールこそが、『自己効力感』だ。
たとえば、苦手な分野に、自らの足で踏む込む。
ジョギング、ブログ、料理、トレーニング、習字、帳簿、なんでもいい。
そして、それを少しづつ少しづつ自分の『習慣』にしていけば、それは自分の『体の
一部』になる。
たとえその内容が乏しかったとしても(たとえばジョギングが、言っても1キロ程度
だとしても)。
すると、その苦手だった分野、『アウェイ』を、自分の体の一部、『ホーム』にする
ことができるのだ。
そう考えればわかるが、一番大きい力なのは、なんといっても『継続』なのである。
私は、『継続こそが力になる』ということを知っているから、必ずまずは一年やらせて
みたり、短期間での判断はしないし、させていない。
『心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる』

今までは、『アウェイ』を『アウェイのまま』にしていた。
しかし今後は、『アウェイ』と向き合い、体の一部にする。
もし充実した感覚を覚えたら、『アウェイ』を『ホーム』に覆した。
そういう認識で間違いないだろう。
一度その味を知れば、もし再び自分にとってのアウェイに直面したとしても、
ホームに覆す方法を知っている』ため、そして、『ホームになったときの充実感を
知っている』ため、ポジティブに向き合うことができるということだ。
『また試練か。・・よし、これを覆せばまた俺の可能性がぐんと上がるぞ!』
といった具合にである。
ゴクウが、強い奴と戦う時にわくわくする、あの感覚と同じだ。
その先に成長がある。それがわかっているから、わくわくするのだ。
その繰り返しで自分にとっての数々の『アウェイ』を乗り越えていけば、この世の
すべてが自分の『ホーム』だ。
こういう考えのことを『ポジティブ』、『前向き』という。
こうやって、ポジティブに、前向きに考えていき、試練を克服し、向上していくのだ。
私は、こういう考え方で『困難に直面した時に燃え上がる魂』を、作っていった。
私はそこにさらに、『潜在能力を引き起こす、いわゆる火事場の馬鹿力』を応用して
いる。
ほとんどの人間の脳はその人生で5%ほどしか使っていないということを考えても、
『通常』で生きていてはいけないのだ。
なにか、群を抜いて秀でたり、突出しようと思ったら、『凡人』にとっての『異常』でい
なければいけない。
それも、私が難しいことに挑戦することができる、一つの理由でもある。
その目線で考えれば、私が常に、『凡人に理解できない行動』を意識していることが
見えてくる。
この領域まで来れば、『自己効力感』、『エンスージアズム』という枠など吹っ飛ぶ。
もう『偉人への道を歩むことが我が人生だ』と、心から楽しむことができる。
毎日がアドベンチャーだ。
この領域にまで持っていかせることが、わが社員への最大の思いやりなのだ。
今はまだ、厳しい試練と感じているのかもしれないが、私の体の芯の芯まで、
『見て見ぬふりだけはしてはいけない』ということがインプットしてある以上、
私は、指導し、闘い続けるだろう。

 

 


by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)
サルベージエンタープライズ株式会社代表取締役社長。
1983年、東京都生まれ。


ホームとアウェイ

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