名言を自分のものにする

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もっとリスクを負う


行動力がいかに大事か。
口でいいことを言う奴はたくさんいる。“不言実行”をしている人間はいるか?
不言実行している人間じゃなきゃ、私は認められない。
もちろん、「有言実行」だっていいんだが、私がこう言うには実は理由がある。
私は今でこそ、「お金」だとか、「行動」だとかいうことを豪語していて、
いかにも『現実的』な人間に思えるが、幼少期を知る人ならわかると思うが、
私はついこの間まで、まったくの正反対な性格だった。
つまり、『現実家』ではなく、『夢想家』だったのだ。
恩師にもよく言われた。
「一瀬、評論家になってはいけない。」
私は幸いなことに規範意識が高いから、良いことはたくさん言える。
でも、私に足りなかったのは、「行動力」等を含めた、「現実的」なスキルだったんだ。
私は恩師に、それを教えてもらった。
私が、まったくの『夢想家』から、『現実家』になった理由が、過去にきちんとある。
私自身が、評論家になっていたから、私は「不言実行」だという様になったんだ。
行動力の大事さについて、私の好きな本にはこう書いてある。
━人生のたそがれどきを迎えて、死の床につくとき、
あなたが後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではない。

あなたの心を満たす最大の後悔と悲しみは、
「避けてきた全てのリスク」、「つかまなかった全ての機会」、
「立ち向かわなかった全ての恐怖」
です。
いいですか、恐怖の向こうには自由があるのです。時代を超えた成功の原則に
焦点を合わせてください。人生は数字のゲームにすぎません。
リスクを負えば負うほど、報酬は高くなります。
あるいは、古代ギリシャの悲劇詩人、ソフォレクスの言葉を借りれば、
「運は勇気の無い者にはめぐってこない。」ということになります。
人生を全うするためには、もっとリスクを負い、恐れている事をしてください。
やっかいな状況に強くなり、いちばん抵抗の無い道を進むのをやめるのです。
もちろん、人があまり通ってない道を歩けば、いろいろなものに爪先をぶつける
確率は高くなるでしょうが、どこかに行くにはその方法でしかないのです。
わたしの母はいつも言っています。
「片足を二塁につけたまま、三塁にすすむことはできない。」
あるいは、フランスの小説家でノーベル賞をとったアンドレ・ジードは
「長い間岸を見失う勇気がなければ、新しい大陸を発見する事はできない。」

と言っています。
充実した人生をおくる秘訣は、安全を探す事に日々を費やすのではなく、
機会を追い求めることに時間をさくことです。たしかに、より計画的で情熱的な
人生を始めれば、それなりに失敗もするでしょう。でも、失敗は、勝つ方法を
学ぶことにすぎません。
あるいは、父がかつて言っていたように、
「ロビン、枝の先はたしかに危ない。だが、すべての実はそこになるのだ。」

ということなのです。
人生はすべてが選択です。おおいに満ち足りていて、潜在能力を十分に発揮
している人々は、ほかの人より賢い選択をしているにすぎません。
残る人生の日々、まったく安全な岸に腰をおろしてすごしてもいいし、
深い水に飛び込み、真の勇者を待っている真珠を手にしてもいいのです。
わが身を駆り立て、日々、自分の限界を広げ続ける事に集中するために、
わたしは、セオドア・ローズヴェルト元大統領のことばを書斎に掲げています。
 『大切なのは評論家ではない。
実力者がどのようにつまづいたか、善行家がどこでもっとうまくやれたかを
指摘する人物はいらない。顔を泥と汗と血でよごしながら、実際に現場で闘って
いる男。勇ましく立ち向かっている男。何度も判断を誤って、期待に添えない男。
おおいなる熱意と献身についてわかっていて、りっぱな大儀に身をささげている男。
最善の場合は、最終的に大成功をおさめた喜びを知っている男。
最悪の場合は、たとえ失敗したとしても、勝利も敗北も知らない、冷たくて臆病な
連中とは違う、あえて勇敢に立ち向かった結果として失敗した男。
そういった男たちをこそ、称賛すべきなのだ。』
・・行動力が、いかに大事かということがわかる文章だ。
「人生、死ぬときに振り返ったときに後悔したくない」と、強く望む私にとっては、
「行動力」というのは、実は絶対に必要なものだったのだ。
もちろんその行動力とは、好きな人に想いを伝えること、も含まれているし、
気持ちの行き違いがあり、なかなか素直になれない家族に対しても、
想いを伝えていくということも含まれている。
自分が、自分らしく生きる為には、行動力とは、必要不可欠なものだ。
当たり障りのない人生を生きている人、気持ちはよくわかる。
私も10代の頃、そうだった。
しかし、その当時は後悔の連続、物事を卑屈に考え、人生が、つまらなかった。
自分の人生の主人公は、自分たった一人なんだということを知れば、
きっと、自ら舵を握る、責任を負う、勇ましく、可能性と充実感に満ち溢れた人生に、
生まれ変われるだろう。

 

 


by:一瀬雄治 (Yuji Ichise)
サルベージエンタープライズ株式会社代表取締役社長。
1983年、東京都生まれ。


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