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『卒業』 レビュー(感想)と考察

『卒業』

ポスター画像出典:『Amazon

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

テーマ曲の、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」。そして、「花嫁を結婚式の最中に、花婿から奪うシーン」というこの世界に完全に根付くことになる歴史的かつ伝説的な作品だ。だが、『それだけ』で、後のことは微妙である。だがそれは、1967年から60年も経った今を生きる私だからこそそう言っているのであり、もし私が当時を生きる人であれば衝撃を覚えただろう。

 

これもアメリカン・ニューシネマの代表作の一つだとは考えなかったが、確かにそういう毛色だ。ニューシネマと言われる作品は、反体制的な人物(若者であることが多い)が体制に敢然と闘いを挑む、もしくは刹那的な出来事に情熱を傾ける傾向にあり、50年代、60年代と続いた映画界の流れからの脱却や、当時のアメリカの『ベトナム戦争』などの強烈な現実が強い影響を与えていた。

 

同じ代表作の一つである『カッコーの巣の上で』も、確かにこの映画同様に伝説的な作品で、それらしい気配がぷんぷん漂っているし、現代でもあの映画を観て『名作すぎる!』というような話をする人がいるが、実際のところ、そうでもなかった。

 

私は『ディパーテッド』のジャックニコルソンにしびれたし、映画を3000本観ている。これは、映画が好きじゃなければできない。また、その一つ一つに真剣に感想文を書くことは、好きだけではできることではない。その私が、名作と言われるその作品を、無意味に揶揄することなどあり得ない。ハードルが上がり過ぎたのである。

 

だがそれも先ほど言ったとおりだ。それは、1975年から50年も経った今を生きる私だからこそそう言っているのであり、もし私が当時を生きる人であれば衝撃を覚えただろう。

 

 

 

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