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『私が愛した大統領』 レビュー(感想)と考察

『私が愛した大統領』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

フランクリン・ルーズベルトとマーガレット・サックリーを演じ、サックリーの死後に発見された彼女の日記などを基に、両者の不倫関係が描かれる。海外のレビュー支持率も低く、評論家からの評価も低く、日本の動画広告でもコメントに辛辣がものばかりが記載されている。後者の場合はこと『フランクリン・ルーズベルト』という人物についての、民族的な個人感情、私怨に似た恨みつらみが関与しているだろう。

 

ただ、アメリカの歴史を考えていく中で、彼に特化した映画がなかったので個人的には注目の映画だった。様々な意見が分かれる人物を描く場合、このように個人的な部分にスポットライトを当てれば、そのどちら側にいる人にも大きな刺激を与えないので、不倫話を通して彼の時代の重要な歴史を覗けることは、価値がある。

 

日本で嫌いな人がいるだろうが、歴代アメリカ合衆国大統領のランキングでの人気投票でほぼ上位5傑に入るなど、現在でもアメリカ国民からの支持は根強い。だが、実際には彼がやった『ニューディール政策』ではなく、戦争における武器の売買でアメリカを復興させた説が歴史の専門書でも有力視されている。日本も戦後を復興させた時のリーダー吉田茂が世界で高く評価されていて、

 

ナポレオン・ボナパルト
ウィリアム・シェイクスピア
チンギス・カン
ヘンリー8世
リチャード3世
チャールズ・ダーウィン
フィンセント・ファン・ゴッホ
パブロ・ピカソ
アルベルト・アインシュタイン
マハトマ・ガンジー

 

など世界の偉人・有名人たちが蝋人形にされた『マダム・タッソー館』では、日本人で唯一吉田茂だけが人形になっているように、細部はさておき、俯瞰で見て『自国を大きく守った』等の人物は偉人として、英雄視されるのかもしれない。実際には吉田茂も多くの悪口を言われた人物だったようだ。

 

ルーズベルトが真珠湾と原爆攻撃に大きく関与し、病死した後、トルーマン大統領が更にその計画を押し進めた。トルーマンが原爆投下を急いだのは、ソ連が日本に影響を及ぼす前に、アメリカがこの国を支配して単独占領したかったのだ。そのため、原爆の犠牲者は『冷戦の最初の犠牲者』ということになる。

 

とにかくこの映画では、大統領夫人で多くの名言を残しているエレノア・ルーズベルトや、イギリスのジョージ6世とエリザベス王妃なども見られるので、イギリスとアメリカの当時の関係が覗き見れて面白い。もちろん、映し出されている実態が真実にどれだけ近いかは知らないが、イギリスがアメリカに戦争の協力を求めたのは本当だ。

 

 

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