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『ロック・スター』 レビュー(感想)と考察

『ロック・スター』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

オハイオ州出身のヘヴィメタルボーカリスト、ティム・オーウェンズ。彼のサクセスストーリーを「メタル・ゴッド」というタイトルで映画化するという計画が持ち上がり、具体的な段階まで進んでいたが、内容が軽薄であるとバンド側が反発したようだ。また、「メタル・ゴッド」という名称はロブ・ハルフォードの登録商標であったことなどからプリースト側は映画との関係を絶ち、結局この映画は「ロック・スター」というタイトルで発表された。

 

だが、主演のマークウォールバーグはクリス“イジー”・コールという名前の役であり、言われなければ素人にはそれは全く分からない。だが、これらがある種の実話であると知ると、やはり圧倒的な見応えが生まれるものである。だが、同じ系統の『ボヘミアン・ラプソディ』との売り上げの格差がすごい。

 

ロックスター:約20億円程度(赤字)
ボヘミアン:約1300億円程度(大黒字)

 

内容はほとんど同じなのだ。音楽で一発当てたアメリカ人が、成功して美酒に酔いしれ、ドラッグでも性の部分でも乱れる。人間が大金を持つと皆同じ行動をする、という教訓の部分で完全に一致している。しかも、マークウォールバーグのこの歌声がガチに見えるから、これが本気なら歌声は完全に負けていない。あるいは勝っている。

 

だとしたらやはり、『アナ雪』辺りからの『歌って鑑賞する』時代の流れと、『クイーン』と『ヘビメタ歌手』という圧倒的な規模の違いが関係しているだろう。ボヘミアンの方は、クイーンに馴染みがある日本人もとても多く、日本だけで130億円の売り上げを上げている。それはまさに『アナ雪2』に続く、歴代21位に輝く売り上げランキングである(2022年)。

 

作品は中々面白かったのだが、やはりその人物が『よく知らない人』と『馴染みある人』との違い、そしてジャンルが『ヘビメタ』と『ロック』では、世界に出た時に格差が出てしまうだろう。

 

 

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