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『ランダム・ハーツ』 レビュー(感想)と考察

『ランダム・ハーツ』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

午後ローかなにかで一度観たことがあって、(ああこれか)という感じで観るのをやめようとしたが、そう言えば内容をしっかりとは見ていないことに気が付き、再視聴。だが、覚えていないくらいだから大したことはないのかなと、少し斜に構えた態度だった。だが、中々面白かった。もしかしたら自分が大人になったことも関係しているのかもしれない。子供というのは往々にして『これ以上自分の考えは変わらない』として、『投影バイアス』に支配されるものだ。

 

投影バイアスとは、例えば今満腹の場合、2時間後も満腹だと錯覚してしまうこと。空腹の自分を思い出せないのだ。その逆もまた然りである。つまり、現在の自分がかなり頑なな考えを持っているので、将来も恐らく同じだろうと思い込むことを言う。ここで言う『大人』とは例えば、

 

結婚をする
子供を育てる
親になる
義理の親を持つ
一軒家を持つ
安定した職を持つ

 

などの『平凡な一般常識の要素』を備え、あるいは経験している者である。

 

だが、人生というものは複雑だ。複雑な要素と複雑な要素が絡みあい、更に複雑化していて、一筋縄ではいかない。『そのすべて』を手にいれる直前で、事故で最愛の人を失ったり、あるいは自分の体が満足に動けなくなるということもある。

 

だが、生きていかなければならない。それでも、生きていかなければならない。そうしたこの人生の複雑化した多様性を受け入れることができるようになる『大人』とは、例えばこのような映画を受け入れられる人間である。

 

 

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