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『ラスト・フェイス』 レビュー(感想)と考察

『ラスト・フェイス』

ポスター画像出典:『Amazon

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

ショーン・ペンが監督で、シャーリーズセロンやジャンレノ等の名優が揃うから期待してしまうが、あまり期待はし過ぎない方がいいだろう。映画にはこのように、『俳優が監督やってみた』パターンもあるから、全部が全部面白かったり教訓性が高いものばかりではないのだ。未熟だったり、詰めが甘かったり、テスト作品だったり、一方的だったり、視野が狭かったりする。

 

例えば宮崎駿の息子、宮崎吾郎が『ゲド戦記』でデビューした時、駿は『まだ早い』と止めたらしいが、それを制止して公開に乗り出たという。だが、結果は散々たるものだった。駿も密着スタッフに少し怒り気味で、『あれが結果ですよ』とため息交じり。吾郎の中では、『いける』と思ったのだろう。絵柄や音楽に『ジブリっぽさ』がこれでもかと詰め込まれていて、いかにもジブリのヒット作になるっぽい印象をまとっている。だが、真のジブリファンはあの映画に虚無を覚えたと口をそろえる。

 

彼の場合、あの後に『コクリコ坂から』を出して、少しはまともになる。その後、『私は宮崎駿にはなれない』と言っているが、そうして視野が広がって現実を直視した後は、等身大のいい作品が生まれやすくなる。今回の作品も、それに似た未熟さがあるだろう。彼の作品はこれで6つ目だが、過去作も赤字ばかりで、私も知らないような作品だった。

 

 

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