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『ハンズ・オブ・ストーン』 レビュー(感想)と考察

『ハンズ・オブ・ストーン』

ポスター画像出典:『Amazon

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

「石の拳(コブシ) Manos De Piedra, Hands of Stone 」と言われたパナマのプロボクサー、ロベルト・デュランを描いた伝記映画。『パナマ』の歴史という意味も少し込められていて勉強になる。一番有名な『パナマ運河』だが、この中央アメリカ(グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス、エル・サルバドル、ニカラグア、コスタ・リカ、パナマの7か国で構成されている)の世界規見るとマイナーな地域の話は、あまりフィーチャーされずらい。

 

といってもこの歴史も『パナマ運河』がメインだ。元々エジプトの『スエズ運河』に携わった人間が運河建設権を買い取り進めていたが一度流れ、その後すぐの1898年の米西戦争を契機に、アメリカ合衆国に太平洋と大西洋をつなぐ運河が中米に必要であるとの考えが浸透。セオドア・ルーズベルトが大統領の時に、運河建設を開始。疫病の流行などで滞りはするも、運河は建設されていく。しかしやはり『現地の人々』への要求は強かったようで、この運河とアメリカに対して憎悪の気持ちを抱くことが多かったパナマ人が多かったという。

 

血気盛んであれば余計そうだ。ロベルトもまたそのうちの一人。そういう性格だから少年時代は『ストリートファイト』に手を染めたり路上でしぶとく生きていたが、アメリカの名トレーナーに目を付けられる。映画自体の評価がそう高くなく、世界的知名度もそう高くないボクサーで、パナマというマイナーな国であることから妙に埋もれがちになるが、

 

パナマの歴史を観る
アナデアルマスの足掛かり

 

という点では役に立っているだろう。また、主演であるエドガー・ラミレスはスペイン語と英語を話せる貴重な役者であり、有能だ。ロバートデニーロもいるし、素材はいい。

 

 

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