『ガープの世界』　レビュー（感想）と考察

『ガープの世界』

ポスター画像出典：『Amazon』

『レビュー（感想）と考察』

『ガープの世界』と聞くと何か独特の世界観が広がるイメージを持つ。例えば芸術家的な方向だ。彼の目にはこう見えているというような、それをそのまま絵にできるような、そういうイメージが浮かぶのだが、描かれるのは普通のおっさんの一生である。

ロビンウィリアムズが『おっさん』と言わせてしまうのだが、彼は体格がいいので常に大人に見える。だが意外と170㎝程度で日本人とそう変わらず、アメリカではむしろ身長が低い方である。ただ、原作者であるジョン・アーヴィングの作品は、

• 『ガープの世界』（1978年）
• 『ホテル・ニューハンプシャー』（1981年）
• 『サイダーハウス・ルール』（1985年）

とあり、前者二つは『性』について少し露骨に描かれていて、好き嫌いが分かれるだろう。『サイダーハウスルール』は傑作だったので、彼自身に実力があることは間違いないだろう。『大いなる遺産』のディケンズを尊敬していることもあり、それが作風に影響していて、彼が発表する作品のほとんどは主人公たちによる人間喜劇のような波乱万丈のストーリー展開があるというが、今回も確かにそのような内容である。

『この映画のジャンル』

『その他映画コンテンツ』